講演者インタビュー
人事施策がリーダーシップ開発を阻む
‐リーダーシップをよび覚ます良質経験とは?‐
株式会社シェイク 取締役
上林 周平氏
自ら判断し行動することが求められる激変の時代において、リーダーシップはすべてのビジネスパーソンにとって不可欠なスキルであり、成長の源泉です。しかし残念ながら、現場経験を積み重ね、人事施策を施すほどにリーダーシップが退化していく実態もあります。「真のリーダー」を育てるために必要な育成方法とは?組織の牽引者として育てるための3つのポイントをお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
上林:「若手社員にもっと主体的に行動してほしい」「管理職や中堅社員にもっと自発的に組織を牽引してもらいたい」「皆がお互いに働きかけ、さらに組織を活性化させたい」。さまざまな施策を試行錯誤されている中で、育成ご担当者様からこのようなお話しをいただくことが多くあります。一方で、育成対象者である社員の皆さまにお会いすると、自らリーダーシップを発揮するというよりは、真面目に一生懸命働き、“従順さ”を感じることがほとんどです。
行っている育成施策は、本当に社員の皆さまにとって効果があるのでしょうか。本セミナーでは、「自ら意志を持ち、行動し、やりきる」「何かを成し遂げたいという意志をもとに、周りを動かしていく」という「リーダーシップ」の観点から、今までのトレンドで行われていた育成施策は本当に正しいのかを考えていきます。
社員の皆さまがリーダーシップを発揮し、組織を活性化していくために、「どのようなステップで人材を育てていくかのか」「どのような経験が人を育てるのか」「管理職側はどのようなスタンスで関わるべきなのか」などについて、各種事例を踏まえながらご紹介します。今後の人事・育成施策に、ぜひ、つなげていただきたいと思っています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
上林:シェイクでは10年以上に渡り、大手上場企業から成長ベンチャー企業まで、自律型人材の育成、若手からのリーダーシップ開発を中心に、クライアントオリジナルのプログラムを開発・提供してきました。
また、単発のプログラムの提供ではなく、「長期継続的なプログラム」「階層連動型のプログラム」「職場自体を開発するプログラム」など、実際に行動に移し、組織に影響を与えることを第一の目的に設計・開発・提供するのが我々の信条でもあります。
私自身も、のべ1万人以上の受講者の方々と関わってきましたが、それらを通じて得られた経験をもとに、現状をよりよくすることはもちろん、今後何をすべきかという未来の施策についても、具体的にご紹介していきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
上林:「研修は本当に意味があるのでしょうか?」。研修プログラムを提供する中で、私自身がずっと自問してきた問いでもあります。本講演では、研修を提供する我々が、改めて真正面からそのことについて捉え、人事・育成施策についてお話ししたいと思います。
現在の人事・育成施策についてどこか違和感がある方、今後の施策について考えていきたい方に、ぜひご参加いただきたいと思っています。本講演が、社員育成のために役立つ場となれば幸いです。
- 上林周平氏(かんばやし しゅうへい)
- 株式会社シェイク 取締役
- 大阪大学人間科学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。2002年シェイク入社。新入社員~管理職に対する研修ファシリテーターを務める。2009年より、経営企画部門、管理部門の統括を担当。2014年より、Leadership Development事業の統括最終責任者。
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