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日本の人事部「HRカンファレンス2015-春-」トップ講演者インタビュー> 坂井伸一郎氏(株式会社ホープス)インタビュー

講演者インタビュー

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学びが持続・定着する!
「伝統文化」と「トッププロ」の現場を支える人材育成法とは?

坂井伸一郎氏 photo

株式会社ホープス 代表取締役社長

坂井 伸一郎氏

「学んだことを忘れない」。言葉にすれば簡単ですがすべての人材育成ご担当者が直面する最大のテーマです。このテーマにひとつの解を見出しているのが「伝統文化継承」と「トッププロ」の現場です。伝統文化の担い手やトッププロはどのようにして学びを固定化しているのか。「経験価値」研究の専門家 岡本慶一氏と「日本伝統文化の担い手」である現役狂言師 十世三宅藤九郎氏にも登壇いただき、そのメソッドをご紹介いたします。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

坂井:「学んだことを忘れない」。言葉にすれば簡単ですが、すべての人材育成ご担当者が直面する最大のテーマです。どれだけ良いコンテンツ、良い講師(=良き学びの時間)を準備したとしても、研修の時間を終えて次の日の朝になれば、また週末を越えれば、その多くを忘れてしまっているようでは何の意味もありません。この当たり前のことが、これまであまりにも重要視されていなかったとは思いませんか?

このテーマに一つの解を見出しているのが「伝統文化継承」と「トッププロ」の学びの現場です。伝統文化の担い手やトッププロにとっては「良き学びの時間」を経験するだけでは何の意味もなく、その学びを自分のものとして、その学びを身につけたという前提で、すぐさま次の学びを積み上げていかなければなりません。

では、彼らはいったいどのようにして学びを持続・定着しているのでしょうか。「経験価値」研究の専門家 岡本慶一氏と「日本伝統文化の担い手」である現役狂言師 十世三宅藤九郎氏にご登壇をいただき、「学んだことを忘れない」ためのメソッドをご紹介いたします。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

坂井:当社は、オリンピック選手、プロスポーツ選手、タレントなどのプロフェッショナルが目標を達成するためのご支援をする専門機関として、事業をスタートしました。これまでに400名を超えるプロフェッショナルの目標達成をサポートしてきた実績があります。当社が支持される理由はどこにあるのか。それは当社で学べば、学びを後戻りさせることなく確実に積み上げていけると、プロフェッショナルの方々が確信しているからです。事実、ほとんどのお客様は口コミで当社に足をお運びになります。

当社ではこのノウハウを企業や組織の集合研修でも活用できるように、5年前から独自のプログラムを開発し、さまざまな企業にご提供しています。すでに日本を代表する企業や数百名単位の宿泊研修でも採用していただいており、当社の集合研修におけるノウハウもすでに十分に蓄積されています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

坂井:企業や組織における人材育成の主軸は、OJTと内製化にシフトするトレンドがあります。これは当社も含めて教育研修会社各社が、時代や世代の変化に応じた研修プログラムを提供できていないことの証左であると考えています。

いま「大切だ」と意識化に上がってきたことも、数時間後、数日後には無意識化に納められていきます。「大切だ」と捉えたものを、どう形にしていくのか。そのためには、行動変容につなげるための技術(スキル)が必要です。自分の頭の中にあるだけの状態から、早く外に出して自分の視覚や聴覚で、自分が捉えられる状態を作る。そんなことについて、皆さまとともに考えていける、きっかけのような時間にしたいと考えています。

講演者プロフィール
坂井伸一郎氏(さかい しんいちろう)
株式会社ホープス 代表取締役社長
タレント、プロ野球選手、政治家、経営者などが密かに通う人材育成会社「ホープス」代表。高島屋在職中に最年少抜擢された社長直轄チームで高付加価値創造を担当した経験や、後のギフトベンチャーでExperience GIFTの開発に携わった経験から、記憶に残り忘れない「経験価値」の高い独自の研修開発に定評。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
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