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日本の人事部「HRカンファレンス2014-春-」トップ講演者インタビュー> 小島潤子氏(株式会社HRインスティテュート)インタビュー

講演者インタビュー

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価値が産まれる場のデザイン
~コンテンツ作りとファシリテーションの勘所~

小島潤子氏 photo

株式会社HRインスティテュート コンサルタント

小島 潤子氏

対話の場を設けたのに、意見がほとんど出なかったり、雑談で終わることがあります。対話に限らず、あらゆる場の価値を創りだすためには、1)コンテンツデザイン、2)環境デザイン、3)属人的になりにくいファシリテーションメソッドが大切です。この3つのどれが欠けても場の価値を創りだすことは難しいと考えます。本講演では、実践事例を用いて企業現場にて価値ある場を産みだしていくための勘所をご紹介いたします。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

小島:社員のモチベーション低下や一体感の喪失、それにひもづく生産性の低下や離職率の上昇など、企業の現場で起きる問題はさまざまですが、これらは全て、職場での日ごろの関係性づくりと密接につながっています。課題を解決していくには、対話・場づくりを積極的に行うことが重要ですが、最近は企業内にさまざまな場が生まれていて、とてもワクワクします。ただ、お話を伺うと、継続が難しかったり、思ったほど盛り上がらなかったりと、苦労も多いようです。

今回は、TOTO株式会社様と2013年に共働させていただいた、「対話型ファシリテーション研修」を事例としてご紹介しながら、企業内に設けた場を活かすための勘所をお伝えしたいと考えています。企画から、実施、効果測定に至るまで、体験をもとにした具体的なお話を、TOTO株式会社様に伺います。お越しくださるのは、リスク管理統括部 部長の小島和郎様です。ダブル小島(血縁はありません、笑)で、組織横断型の「対話型ファシリテーション研修」を半年かけて実施しています。場づくりができ、対話を産みだせるファシリテーターの育成を目的とし、部長クラスの方たち約300名に受講していただきました。その後、すべての部長さまに数回のワークショップの実施をお願いしています。対話型ファシリテーターは通常の会議ファシリテーターとは大きく違います。講演を通じて、二つのファシリテーション手法の違いもご理解いただければ幸いです。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

小島:私は、企業現場の中で、さまざまな場をデザインして来ました。また、個人的にもワークショップユニット「はら塾カフェ」の活動を通じて多様なコンテンツ作りに関わっています。私の強みは、一つのメソッドを持っていることではなく、自分の基軸になる理論をもとにさまざまなメソッドを組み合わせるデザイン力でのお手伝いが出来ている点だと自負しています。得意なテーマは対話デザインなど、普段とは違う場、異質な場づくりです。異質な場だからこそ産みだせるものがあるのですが、ただ浮いてしまう場になってしまっては意味がありません。そのバランスを取って、なるべく当たり前の場にならないように実践を積み重ねています。私が基軸としてもっている理論はアフォーダンス理論です。人間の知覚に関する理論で、人間(生き物)と物の間に存在する行為についての関係性について取り扱っています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

小島:小さな場の積み重ねが企業の現場を大きく変えていくと信じています。企業内で生まれる多くの課題は、風土やコミュニケーションと連動しているのではないでしょうか。ですから解決に至るまでには、現場での小さな場のつみ重ねが外せないと思います。もちろん、それだけではすべてが解決できる訳ではないと思いますが、一つの車輪としてはとても大切だと考えます。また、場のデザイン力はあらゆる場面で応用できます。多くの方が意識・実践してくださることは、私たちの毎日を少しずつ楽しくするかもしれないと考えています。ぜひ、皆さまと一緒に楽しい場をたくさん産みだしていくムーブメントを作れたら幸いです!

講演者プロフィール
株式会社HRインスティテュート
コンサルタント
小島潤子氏(こじま・じゅんこ)
青山学院大学社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコース前期博士課程修了。アフォーダンス理論から「ほぐす」ラーニングデザインを研究。2012年日本教育工学会課題研究「豊かな協調を導くデザイン原則の確立に向けて」内にて発表。企業内における場の価値をデザインとファシリテーションであげる事を得意とする。

本カンファレンスに関するお問合せ
  • 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
  • 〒107-0061東京都港区北青山2-7-9 日昭ビル 7F
  • E-mail:hrc@jinjibu.jp