システム活用なしに戦略人事は語れない!
Rosic が実現する新時代の人材データ活用
インフォテクノスコンサルティング株式会社 取締役
斉藤 由美氏
「タレントマネジメントシステム」が注目される中、システムを上手く活用して戦略人事を実現している企業は、単に「タレントマネジメント」という枠の中では発想をしていません。真に経営に貢献する人材データ活用とは何なのか。そのためにはどのようなシステムが求められているのか。Rosic の企画総責任者であり、人材マネジメントシステムの導入経験を豊富に持つエキスパートが、じっくりとお話します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
斉藤:今、「タレントマネジメントシステム」が注目を集めています。しかし、実際に「タレントマネジメントシステム」を探しているという人事の方々とお話しすると、「後継者育成」や「目標管理」など、システムが提供する「機能」に気を取られてしまい、人事がシステムやデータを活用する本来の目的や意義を見失ってしまっているのでは? と思わざる得ない場面が少なくありません。
日々の人材マネジメントを担っているのは、現場のマネジャーや経営層です。彼らには本業があり、概して忙しく、常にそのことだけを考えてはいられません。そうした状況下でも正しい判断・行動をしてもらうためには、彼らが気がつかない事実や仮説、全体像など、適切な情報を提供していくことが、人事のプロとして経営に貢献する一つの重要な仕事であり、人事が部門として存在する意義であるはずです。
人材マネジメントをシステムという観点からお手伝いをしていて感じるのは、システムやデータ活用に成功している企業は、その点を理解しているということです。「タレントマネジメントシステム」という言葉や、そこで提供されている「後継者育成」や「目標管理」といった機能から発想をスタートさせてはいないのです。
「タレントマネジメントシステム」への関心が高まっている今だからこそ、改めて、人事がシステムやデータを活用する本来の目的や意義について、じっくりとお話したいと思っています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
斉藤:私自身、事業会社での人事企画、人事コンサルタントを経験して、システムの世界に入りました。そして、11年前にRosic人材マネジメントシステムを企画・開発し、70社を超える企業の導入コンサルティングに携わり、現在も支援を続けています。
11年前、人事のシステムと言えば、人事・給与システムが主流でした。弊社のシステムは給与も勤怠もない「人事の武器になるシステム」という新しいコンセプトでスタートしたため、多くの会社に受け入れられるのにかなりの時間を要しました。
しかし、「いつか人事のマネジメントの世界にも、システム・データ活用が必須になる時代がくる」と信じて、企業の人事や経営者と直接向き合いながら、システムを成長させてきました。10年以上に渡る、現場から得たリアルな経験と知識がRosicと弊社の強みです。今回の講演では、そうした経験と知識に基づいて、地に足のついた情報をご提供していきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
斉藤:人事が戦略人事として、経営層と対等に向き合うには、自社の人事について事実に基づいて語れることが大前提です。また、経営層の要望にタイムリーに、求められる以上の情報を正確に提出できることができて初めて、戦略人事としての価値を生み出します。そのための重要な武器の一つがシステムです。
そうした観点から考えたとき、どのようなシステムが求められているのか、どのような人材データの活用がありえるのか。講演の後半では、Rosic人材マネジメントシステムが、企業の人事や現場マネジャー、経営層にどんな価値を生み出しているのか、実際のシステムをご紹介しながらご説明いたします。ぜひ、ご参加ください。
- インフォテクノスコンサルティング株式会社 取締役
- 斉藤由美氏(さいとう・ゆみ)
- 人事業務担当者として人事業務改革、人事情報システムの運用を担当。その後ITコンサルタント、人事コンサルタントを経て、2000年にITCを設立。人事にとどまらず、経営者が必要とするシステムを提案・構築できるコンサルタントとして活躍。Rosic人材マネジメントシステムの企画総責任者でもある。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
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