グローバル人材戦略における【難題】~アメリカ研修ビザ・日本ビザの活用法~
一般社団法人日本国際実務研修協会(JIPT) Senior Program Manager
木滝 佳代氏
企業のグローバル化が叫ばれる中、社員を海外に派遣し国際感覚を身につけ活躍する人材を育成検討される企業は増え、また外国人を採用されることも多くなりました。しかしビザは手続きが複雑・また取得に時間がかかり、法令の変更が多いため対応に苦慮されるケースが少なくありません。このセミナーでは、企業におけるアメリカビザ・日本ビザの活用法につき、これまでの経験をもとに事例に沿って具体的にご紹介します。
(協賛:一般社団法人 日本国際実務研修協会/ 行政書士法人IMS)
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
木滝:企業のグローバル化が進む中、人事部の皆さまにとって、海外派遣・外国人採用に伴うビザ手続きは、数多くの業務の中でも最も煩雑でわかりづらい業務の一つですが、一方で避けては通れない問題です。企業において人材戦略を進めるにあたり、ビザは【取れて当たり前・取れることが前提】です。しかしながら実際に手続きが始まると、必ずしも当初のスケジュール通りに手続きが進み、取れて当たり前ではない、という経験を持つ方が多いのが現状ではないでしょうか。特にビザ手続きは法令・手続き等の改定も多く、わずか半年、一年前までの情報知識が参考とならなくなってしまった、手続きが思うように進まない、ビザが取得できなくなってしまった、ということが少なくありません。
JIPT IMSは、まずはアメリカ・日本に滞在する目的、対象となる方の経歴など、丁寧なコンサルティングを目指しています。そして滞在目的に合ったビザをご案内・豊富な経験をを持つアメリカビザ・日本ビザに特化したプロフェッショナル集団です。今回のセミナーでは、円滑に確実にビザ手続きが進むよう、具体的な事例に沿ってご説明をしてまいります。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
木滝:JIPTで取り扱いをしているアメリカJ-1ビザ研修プログラム Train USA Programは、米国国務省認可団体Cultural Vistasが実施するプログラムです。Cultural Vistasは年間5,000名を超える研修生を受け入れる米国最大の認可団体であり、年間を通して米国研修生を受け入れています。最近は認可団体によっては受入数に限りがあり、年度途中に申請受け付けを突然打ち切るケースがありますが、Cultural Vistasはその受け入れ実績から年間を通して申請することが可能です。IMSは行政書士法人としては初めて、東京大学をはじめとする国立法人が招聘する、外国研究者などの在留資格認定手続きのアウトソーシング業務を受託運営した法人です。企業をはじめとする学術機関からの在留資格ビザ手続き取扱い数は、年間約2,000件を誇ります。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
木滝:「ビザって大変、やっかい、できればやりたくない」。今までそう感じてきた方は多いと思います。今回のセミナーでは、渡航手続き業務を、できるだけわかりやすく具体的な事例に沿ってご案内していきたいと思っています。ご期待ください。
- 一般社団法人日本国際実務研修協
会(JIPT) Senior Program Manager - 木滝佳代氏(きたき・かよ)
- 在学中米国でビジネスインターンシップの経験を持ち、米国J1研修ビザに必要な国務省発行の適格証明書発行の第一次審査を担当するシニアプログラムマネージャーを務める。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
- E-mail:hrc@jinjibu.jp