タレントマネジメント-人財分析を活用した組織の生産性向上展開事例 -
株式会社M-ITソリューションズ 代表取締役社長
金澤 健郎氏
実際に人財分析を活用し社員特性を理解・発展させることで、個人や組織の生産性向上=抜群の業績を生み出した事例を通じて、タレントマネジメントの価値や有用性について認識を深めることができます。構造中心の組織づくりを志向してきた時と違い、人間中心の組織づくりに切り替えていく必要性が生じています。一人ひとりを動機づけし行動変容に繋げるプログラムがいかに生産性向上において効果的かをご案内致します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
金澤:タレントマネジメントについての関心が高まり、タレントマネジメントとは何か、どのように取り扱うことができるのか、どのような効果があるのかといったことについて、さまざまなお問合せをいただきます。しかしながら、お問い合わせの内容を見ますと実践展開まで具体化している組織は少なく、概念論にとどまっている状況ではないかと推察されます。
今回も、多くの方々と「タレントマネジメント」について考えたいと思っています。タレントマネジメントというと、人事制度の問題であったり、その中の人事考課やアセスメントが論じられたりするケースが多く見受けられますが、その核心部分は人財であり、特に一人ひとりの能力をいかに引出し活用するのか、それがどのようにパフォーマンスにつながっていくのかを解明していくことにあります。
本講演では、実際に人財分析を活用して各人の特性を理解・発展し、個人と組織の生産性向上=抜群の業績を生み出した実際の事例をご紹介いたします。講演を通じて、タレントマネジメントの価値や有効性について認識を深めることができることと思います。
生産性の高い企業を考える場合、構造中心の組織づくりを志向してきた時とは違って、人間中心の組織づくりに切り替えていく必要が生じています。人財分析から始まるタレントマネジメントを活用し、一人ひとりを動機づけ・行動変容に繋げるプログラムを展開することがいかに生産性向上において効果的かをご案内していきます。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
金澤:私は約30年ほどのコンサルタント歴があり、その大半は組織活性化の追求に関わってまいりました。戦略策定に始まり、業務改革・組織構造から、人事制度の構築、人事考課の適正化、目標管理の展開支援といった人的資源に関する問題解決に至るまで幅広い経験を有しています。
近年、タレントマネジメント分野の取組みを充実させ、どのような人財が効果を発揮するのか、それはどのような条件で可能なのかといった領域で実績を積み重ねています。
特に、人財分析および組織分析からタレントマネジメント上の課題を掘下げ、事業のパフォーマンス向上に強みを有し、信頼度の高いコンサルティング実績を有しています。長くお付き合いいただいているクライアントが多いほか、臨床的に関わっているケースも多く、また、人事制度面でも、役割概念を中心にした役割等級制度の構築を早くから手掛けており、日本でも有数の実績を有しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
金澤:弊社は、タレントマネジメントがこれからの組織の成長や活性化につながっていくのかを解明しています。そして、タレントマネジメントの実践が組織にどのような業績をもたらすのかを科学的に究明し、そのノウハウを組織に役立てていくことを目指しています。タレントマネジメントに興味、関心を持たれている方々から、人財育成の効果が上がらない、ハイパフォーマンスを達成する人財を探求することは可能か、育成型アセスメントとは何か、現場力に直結するOJT推進とはどのようなものか、そして一人ひとりの能力を引き出し業績向上・生産性向上を図りたいと考えている企業の皆さんに、タレントマネジメントという切り口で解決策をご案内します。
- 株式会社M-ITソリューションズ
代表取締役社長 - 金澤健郎氏(かなざわ・たてお)
- 国内大手コンサルタント会社にて代表取締役副社長を務めた後、2010年にM-ITソリューションズを創業し、代表取締役に就任。企業の事業推進を戦略・組織・人財の面から支援し、約1,000社に上る実績を有する。マネジメント・コンサルタント、全日本能率連盟 人財マネジメント資格認定委員会委員長などを歴任。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
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