株式会社日本能率協会マネジメントセンター シニアHRMコンサルタント
末吉 輝彦氏
大きな変革が求められるいま、その方向性をトップが示しても現場の意識が変わらずに組織改革が進まないということが、よくあるのではないでしょうか。そこには現場で起きている現実が置き去りにされ、人も組織も結局変われない、という現実があります。本セッションではこのような現実を直視し、現場で起きている問題と問題とをつなぎ、経営とめざす変革の方向とをつなぐために、現場映像がいかに活用できるかをお伝えいたします。
「現場映像」を見て・感じて、変革へとつなげていく
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
末吉:風土改革や理念浸透、CS向上、業務改善活動など、全社的な取り組みがうまくいかないという声を数多く伺います。今回の講演では、この課題に取り組み、解決していった事例をご紹介いたします。
企業の経営企画部や人事部などの方々の話をお聴きすると「現場との距離が遠い」とか「タテ割り組織で、ノウハウが共有できていない」などが挙がってきます。しかし、よくよく聴くと「実態に気づいていない」というのが現状のようです。
そこで、私どもは「現場映像」と「気づき」という手法を活用し、この課題に挑んできました。一見、当たり前のような「映像を活用する」、「気づく」というアプローチから企業に「変化」を提供できたポイントを多くの事例を通してご紹介いたします。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
末吉:「現場映像」へのこだわりと「気づかせる」プロセスの「しかけ」をデザインする手法で、「顧客接点」を持つほとんどの業種において変革を支援してまいりました。特に、企業とともに「現場」感覚で共同作業を通して得た、「映像をいかに、変革のデザインに活用するか」の「引き出し」の量と質は弊社の強みです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
末吉:これまで「現場映像」を活用したコンサルティングを10年以上、さまざまな業種、課題で行ってまいりました。事実を「見て・感じて」いただける事例紹介をいたします。参加された皆さまの変革のお取り組みの参考になる場を、ご提供したいと思っています。
- 株式会社日本能率協会マネジメントセンター
シニアHRMコンサルタント - 末吉 輝彦氏(すえよし・てるひこ)
- 映像制作会社で企画・製作に従事。(社)日本能率協会に入職後、映像を活用した教育コンテンツの開発・製作を担当。(株)日本能率協会マネジメントセンターへ転籍後、映像活用のノウハウを活かした教育プログラム開発およびコンサルティング手法を確立。現在は職場改善に映像を活用したコンサルティング活動を行っている。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
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