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講演者インタビュー

講演者インタビュー一覧

組織開発の新手法「チームコーチング」の可能性

株式会社日本チームコーチング協会 取締役

田近 秀敏氏

結束力のあるチーム形成とその効果的な運営は企業組織や行政組織にとって不可欠なものです。ところが多くの組織で「チーム」と名付けられている小集団の実態は「ワーキンググループ」です。チームコーチは、明確な目的とビジョンを共有するようにグループを力づけ、グループから任務達成への自発的なコミットメントを呼び起こします。そしてメンバーのリーダーシップ開発、組織の変革や目覚ましい成果の達成を支援していきます。


リーダーたちが一枚岩になって目覚ましい変化を遂げていく手法をご紹介

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

田近:経営陣や単位組織リーダーたちが一枚岩になって経営に取り組んだら、どんな変化が起きてくるでしょうか。

組織がチームを活用しようとする理由。それは組織が変化を望んでいるからです。チームワークを活用して、目覚ましい成果を作り、組織を変革したがっているのです。しかしほとんどの組織では、いまだに個人を管理することにフォーカスし続けています。それでは、卓越したリーダーも優れたチームプレーヤーも育ちません。

チームを管理する上級管理職にとって、チームの成功とは任務を遂行し、その活動が業績に反映されることです。ところが、チームのメンバーにとってはそれだけではなく、他のメンバーとの相互理解が深まったかどうかが成功の判断基準になります。課題の達成ばかりにフォーカスが当たり、お互いの関係性に対するフォーカスが弱すぎると、たとえ成果が出たとしてもメンバーはまた一緒にやろうという強い気持ちが湧いてきません。成果と体験のバランスが重要です。

「チームコーチング」は、実際の課題や問題の解決をテーマとします。経営陣であれ、単位組織リーダーであれ、あるいは販売や商品開発の組織であれ、チームのメンバーたちは通常の業務活動では全く体験できない上質な時間を共に過ごし、目覚ましい成果を作りだし、その任務を全うするのです。そうして結果的に優れたリーダーが育成されます。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

田近:「チームコーチング」は、主に英国と米国で開発され実施されている組織開発の新しい手法です。株式会社日本チームコーチング協会は、日本で初めて「チームコーチング」を実施する専門組織として2010年に設立されました。メンバーは全員が優れたビジネスコーチであるばかりではなく、コンサルタント、人材育成、教育、スポーツなどさまざまな分野の専門家集団です。単なるチームビルディングや会議運営ではなく、チームのメンバーとして選ばれた皆さんが実際の経営課題を深く掘り下げ、組織に変化をもたらし、目覚ましい成果を作っていく感動的なプロセスを、私たちが新しいチームコーチング手法で支援します。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

田近:講演では、リーダーたちが一枚岩になって目覚ましい変化を遂げていく手法をご案内します。昨今、経済誌や書籍でチームに関する内容が頻繁に掲載されています。それだけリーダーたちがチーム開発に問題意識を持っているということであり、逆に言えば、成功するチーム作りが簡単ではないということなのかも知れません。

あなたの組織ではチームによる業績向上や組織風土改革、あるいは卓越したリーダー育成を試みたことがあるでしょうか。経営リーダーたちは一枚岩となって仕事をしているでしょうか。ぜひ、ご自身の組織にチームコーチング手法を取り入れた場合に、何が可能かを探求してください。

講演者プロフィール
株式会社日本チームコーチング協会
取締役
田近 秀敏氏(たぢか・ひでとし)
早稲田大学政治経済学部卒。公益財団法人松下政経塾を経て、有限会社コォ・クリエイト・ジャパン代表取締役。一般社団法人全国チームコーチ連盟代表理事。米国NLP協会認定トレーナー。著書『実践ビジネスコーチング』、監訳「チームコーチング 集団から知恵と力を引き出す方法」ピーター・ホーキンズ著 など著書多数

本カンファレンスに関するお問合せ
  • 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
  • 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
  • E-mail:hrc@jinjibu.jp