株式会社DEiBA Company 代表取締役 ビジネス・ブレークスルー大学講師
清水 達也氏
就職活動が本格化する12月までに何をしてきたか?新卒採用の成否はこの1点にかかっています。
ナビサイトの凋落や学校説明会の台頭、学生側の選考対策の高度化など、新卒採用の現場は変化の時を迎えています。採用母集団の形成や優秀人材見極めの難化に、人材採用プロフェッショナルは如何に備えるべきか?
人材業界の最前線で活躍してきた講師が、変化の時代の採用手法について、最新事例をまじえつつその極意を解説します。
新卒採用領域において企業が抱える悩み・問題の大半は解決が可能
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
清水:最近の人事採用担当者は優秀な学生を集め、見抜き、説得する能力が落ちてきていると言われます。WEBエントリー型の採用手法に慣れてしまったことがその原因ですね。ナビで募集すればエントリー者はたくさん現れる。あとはプロセスにのせて採用予定数まで絞り込むだけ。本来クリエイティブなはずの人材採用という作業が、ただの作業に堕しているというわけです。このような惰性に甘んじる人事採用担当者は、これからの変化の時代について来られなくなるでしょうね。
本当に優秀な人事採用担当者は、これとは全く違うタイプの人間です。優秀な学生がどのような会社・仕事内容に魅力を感じるのか。そして、どのように彼らを口説けば心が動くのか。このことを熟知した上で自ら行動し、説得して採用する。これが現代の人材採用プロフェッショナルの姿であり、毎年採用活動の現場で成果を挙げている人達の特徴です。
私はこれまで人材業界の最前線で仕事をしてきました。その仕事を通じて、新卒採用領域において企業が抱える悩み・問題の大半は解決可能であると自信をもって言うことができます。今回の講演では私の経験を基に、人材採用プロフェッショナルに求められる要件は何なのか、そして現代に求められる採用手法とは何なのかについて、その最新事例をまじえつつ解説したいと思います。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
清水:私は約30年間、人材業界の最前線で仕事をしてきました。例えば、リクルートでは取締役常務執行役員としてリクナビをはじめとする人材系事業の総責任者をしていましたし、リクルートエージェント・リクルートキャリアコンサルティングでは社長を務めてきました。そのため、日本の人材採用の問題点やその解決の方向性に関しては、日本で一番詳しいものと自負しています。
リクルートをやめてからは、カプコンUSA,INC.の取締役やベネッセホールディングスの顧問などを経て、現在はDEiBA Companyという新卒採用支援の会社を私自ら設立しました。その関係で新卒採用マーケットの最近の動向に関しても熟知しているつもりです。 長年に渡り日本の採用に携わってきたからこそ、分かる情報もたくさんあります。最新の情報はもちろんのこと、そうした私の知見も含めて皆さんにお話ししたいと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
清水:時代の変化と共に新卒採用の現場も日々変化しています。数年前、数十年前と同じ採用方法で本当に優秀な新卒学生と出会えるのでしょうか。仮にそういった学生に出会ったとしても、彼らを説得して自社に入社してもらうためには何をしたら良いのでしょうか。 今回の講演では、優秀な新卒学生を見つけ出す方法、そして彼らをどのように説得すべきかについてお話いたします。
現在の採用方法にお悩みの人事担当者の方はもちろん、新卒採用を検討しているすべての企業の方々に聞いていただきたい内容です。ご興味のある方はぜひご参加ください。
- 株式会社DEiBA Company
代表取締役
ビジネス・ブレークスルー大学講師 - 清水 達也氏(しみず・たつや)
- リクルートにて取締役常務執行役員、リクルートエージェント・リクルートキャリアコンサルティングでは代表取締役を歴任するなど、長年日本の人材業界を牽引。同社退社後はカプコンUSA,INC.取締役、ベネッセホールディングス顧問などを歴任した後、DEiBA Companyを設立し代表取締役に就任。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
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