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日本の人事部「HRカンファレンス2013-秋-[大阪]」トップ講演者インタビュー> 為広雅夫氏(株式会社グローネス・コンサルティング )インタビュー

講演者インタビュー

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多忙なプレイングマネジャーへの処方箋!
部下の成長を促す「権限委譲」三つの法則

為広雅夫氏 photo

株式会社グローネス・コンサルティング 代表取締役

為広 雅夫氏

管理職の仕事として「部下育成」は重要なテーマです。しかし大多数が、自ら手を動かす「プレイングマネジャー」であり、業務に追われる中、長期視点の部下育成がおざなりになる、という現象が生まれています。目標達成と部下育成は、時間軸と必要なスキルが異なっており、結果として目標達成を優先させる傾向にあります。本セミナーでは、二つを両立させるための橋渡しとして「権限委譲」を提唱し、具体的な方法論をご紹介します。


―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

為広:この十数年間、管理職研修の主要テーマは「部下育成」でした。成果型人事制度への移行、個人主義の台頭、人員減によるOJT機能の低下、雇用形態の多様化など、かつての日本型人材育成の文化が成立し難くなり、現場の「育成力」が低下しているという背景があります。しかし一方で、十年以上も研修を続けながら、未だに「部下育成」と声高に叫ばれています。つまり、研修で「理想」を得ても、業務遂行という「現実」の前では絵に描いた餅になっていることがうかがえます。理想と現実の狭間で苦しむ管理職を救うには、(現在の環境に合わせた)日本型人材育成を再構築する必要があるのではないでしょうか。

本セミナーでは、経験学習理論に基づき、「どのように部下に仕事(機会)を与えていくか」をテーマとした、「権限委譲=理想と現実の架け橋となる部下育成研修」をご紹介します。

仕事で部下を成長させるためには「挑戦的課題」を与えなければなりません。しかしながら、目標達成という現実を考えると、「不安」「苛立ち」などの葛藤が発生します。そこで、いかに葛藤を克服するか、をおさえます。次に具体的な機会の提供として、「誰に何をどのように任せるか」を部下それぞれを取り上げ、明確にしていきます。最後に支援項目として、具体的に与えることができるもの、助言できるもの、仕事を通じてしか得られないものを整理し、権限委譲計画を立案します。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

為広:お客様から、「グローネスは現実的な研修を提案する」という声をいただくことがあります。弊社は「空虚な理想」は語りません。「安く仕入れて、高く売る」という企業活動の現実を直視し、そこに生きる受講生の皆様には、少しでも元気に、少しでも明るくなって現場に戻っていただきたいと願っています。そのためには、「解かりやすく」「具体的で」「実際的」なものでなければならない。言葉の定義が曖昧な、欧米からの輸入理論に頼るのではなく、「日本人の、日本人による、日本人のための研修」を追及しています。

「為広雅夫はエンターテイメント性を追及しています!」。私は、研修ご担当者にこのような自己紹介をする講師です。決められた通りに研修を進めて受講者を疲れさせるくらいなら、カリキュラムをバッサリ捨てて、受講者が元気になる研修をする、その状況対応力こそが最大と特徴と考えています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

為広:弊社では、これまでの「HRカンファレンス」で「OJT」「キャリア」「新入社員」をテーマに取り上げてきました。切り口こそバラバラですが、管理職の人材育成というコンセプトは同じです。すなわち「社員は何によって成長するのか? 企業側はそのために何が出来るか?」を考えるものです。弊社は、「人は経験を通じて気づき、学び、成長し、自信を持ち、新たな経験に挑戦する」と考えています。「社員に経験をさせること、新しい経験に挑戦させること」が唯一、企業側にできることと言っても過言ではないでしょう。ご参加に当たりましては、ぜひ、『日本の人事部』の弊社紹介ページから、過去のセミナー資料をご一読いただけると幸いです。

講演者プロフィール
株式会社グローネス・コンサルティング
為広雅夫氏(ためひろ・まさお)
1996年に株式会社グローネス・コンサルティング設立し、現在同社代表として、マネジメントと年間約200日程度の研修を担当する熱意と勢いのあるスタイルが共感を呼び、研修実施リピート率90%を超える人事ご担当者と共に創造する研修WEBサイト「われら研修委員会」の委員長も務める

本カンファレンスに関するお問合せ
  • 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
  • 〒107-0052 東京都港区赤坂4-1-30 AKABISHI-2ビル
  • E-mail:hrc@jinjibu.jp
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