モチベーションを向上させるイベントの創り方
節目の機会で会社の『空気』を変える!
株式会社リンクイベントプロデュース 代表取締役社長
一色 顕氏
年始に社長が方針を発表をしたが、社員の記憶に残っていない・・・
期末の表彰式は毎年行っているが、いまひとつ盛り上がらず、マンネリ化している・・・
周年の節目にイベントを行う予定だが、何を企画したらよいかわからない・・・
こんな悩みを抱える企業様のために本セミナーでは、節目の機会を利用して社員のモチベーションを高め、会社の「空気」を変える効果的なイベントの創り方をワークショップ形式でお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
一色:市場環境の変化のスピードが高まり、事業のイノベーションが求められている今日、「従来の戦略を180度変換し、スピード感高く実行に移さなければならない」という危機感を抱いている経営者や事業責任者の方が大変多いように感じます。しかし一方で、慣習や人間関係などによって社内に流れる“空気”がその方向変換を妨げているとも、よくうかがいます。
そんな状況に有効なのが、年度の変わり目や年末年始などの季節の変わり目、創立・周年記念日や社名変更日といった会社の中で大切にしたい日など、各社の“節目”の機会を利用したイベントです。
しかし、この“節目”を利用したイベントも企画方法を間違えれば、労力や費用だけがかかり、期待した手応えや参加者の変化感を得られないという結果を招きます。
その理由が“食い違い”です。主催者の方がイベントに込めた「意図」、イベント実施にあたっての「制約」(費用、場所、進行手順など)、そして参加者の「心情」、この三つの要素の間に生じる食い違いが、イベントの効果を下げる結果となるのです。
今回のワークショップでは、こんな悩みを抱える企業様のために、上記のような事態が起こってしまう失敗の本質の理論と、節目の機会を利用して社員のモチベーションを高め、会社に流れる「空気」を変える効果的なイベントの創り方のポイントを事例と共にお伝えいたします。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
一色:弊社は、「モチベーション」を切り口に人事・組織変革コンサルティングを手がける株式会社リンクアンドモチベーションを母体(2000年創業)とし、そのソリューションとしてのイベントの企画・実施にフォーカスした会社として、2011年に設立されました。
感情を持ち、しがらみを抱えた人の集合体である組織を変えるためには、まず人の心が実際に変わらなければなりません。私たちが目指すのは、単なる感情の高ぶりによる変化ではなく、課題解決につながる変化。人の心理に考慮したうえで組織の課題を的確にとらえた解決をする必要があります。
本講演は、私がリンクアンドモチベーションと弊社で培ってきた組織課題をとらえるコンサルティング技術と、人の心を把握する心理学・行動経済学といった学術的背景をベースにイベント(場)創りのプロとして、事例を交えてお伝えいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
一色:通常は大規模・スクール形式といった制約の中で、同じ内容の講演を行っていますので、どうしても一方的な投げかけが中心となっております。
当日は60分という短い時間になりますが、フレームや事例のご紹介を体感ワークや参加者の方同士の簡単なダイアログを交え、皆さまの「理解」支援だけではなく「実行」支援の場創りを行ってまいります。ご期待ください。
- 株式会社リンクイベントプロデュース
代表取締役社長 - 一色顕氏(いっしき・あきら)
- 早稲田大学卒業後、ソニー株式会社入社。うち4年間は、ソニー・スペインにてサプライチェーンの構築、現地法人のマネジメントに参画。2006年より(株)リンクアンドモチベーション。組織開発・人材育成の研修プログラム開発・運営に携わりながら、自らも多くの研修、ワークショップを担当。2010年7月より現職。