採用責任者が徹底的に見極めるべきメンタル不調顕在化リスク、3つのポイントとは
株式会社マネジメントベース 代表取締役
本田 宏文氏
採用にあたり人事・採用担当者がおさえておくべき人材のリスク面について様々なケースを基に紹介します。 特にメンタル不調が顕在化するリスクを徹底的に見極めるために、どうすればよいかを考えます。 単なるストレス耐性ではなく、メンタル不調リスクを精度高く見極めるポイント、背景に潜む幅広いタイプの存在(新型うつ・パーソナリティ障害、発達障害等)を踏まえつつ、弊社ソリューションをご紹介します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
本田:昨今、入社後数年の間に心の病を患い、休職・離職する若手社員が増えています。背景として、さまざまなことが語られています。従来なかった新しいタイプのうつ病の存在がテレビや週刊誌で取り上げられたりもしています。多くの人事担当者の方が、入口である採用時にきちんと見極めておくことの重要性を感じていらっしゃいます。
本講演では、一つの解決策として、新たに開発した採用適性検査をご紹介します。採用にあたり人事・採用担当者がおさえておくべき人材のリスク面について、さまざまなケースを基にご紹介します。
特に、メンタル不調が顕在化するリスクを徹底的に見極めるためにはどうすればよいかを、考えます。メンタル不調リスクを精度高く見極めるポイント、背景に潜む幅広いタイプの存在(うつ・新型うつ・境界性パーソナリティ障害、発達障害による二次的なメンタル不調等)を踏まえつつ、弊社適性検査における考え方、ソリューションをご紹介します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
本田:弊社は4年前に最後発で適性検査を開発し、同市場に参入しました。開発に先立ち、数多くの企業の人事・採用担当者様の問題意識、要望をうかがいました。
最も多かったのが「メンタル不調のリスクをよくみられる検査がほしい」という声でした。大企業のほとんどで利用されている、昔からある検査は、「若い人がうつ病になる」ということがあまり一般的ではなく非常に稀であった時代に開発されたため、メンタル不調面をみる機能が弱いという声が多い。また、この5~10年、ストレス耐性をみる検査をいち早く導入してみた企業からは、「数年間使用してデータをとってみたが、精度がいま一つだった」という声がありました。
これら多くの声を背景に開発した検査が、今回紹介する前進の検査になります。私たちは常に皆さまの声、問題意識、ニーズに応えるために徹底したリサーチと検証を行い開発を行ってまいりました。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
本田:既存の適性検査では満足されていない企業様、メンタル不調リスクの顕在化に関して問題意識をお持ちの企業様には、ぜひ、私どものセミナーをお聞きいただきたいと考えています。
私どもがこれまで歩んできた、「企業様の問題意識」⇒「徹底したリサーチ・検証」⇒「新しいソリューション」の流れに沿い、その中で得られた知見と新しいソリューションについて、データも交えながら紹介させていただきます。
また、「メンタル面だけでなく、人材が持つさまざまなリスクについて採用段階で見極めておきたい」、そのような企業様は、ぜひお越しください。
- 株式会社マネジメントベース 代表取締役
- 本田宏文氏(ほんだ・ひろふみ)
- 慶應義塾大学修士課程修了後、(株)野村総合研究所にて15年間、人材と組織に関する診断・コンサルティングに従事。その後、人材と組織のアセスメントを専門とする(株)マネジメントベースを設立。2009年には日本初、新型うつへ対応した適性検査をリリースするなど企業ニーズに応じた各種アセスメントを開発・提供。