インターネットインフィニティー 介護コンシェルジュ
吉井 しのぶ氏
高齢化が進む日本においては今後、親を介護しながら働く40代~50代の従業員はますます増加し「介護離職」のリスクも高まることが予想されます。いま、企業としても従業員への介護支援は重要な課題となってきました。本講演では、弊社の介護相談窓口に寄せられた5000件以上の相談内容をもとに、企業として「仕事と介護の両立支援」を考える上で押さえていただきたい3つのポイントを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
少子高齢化が進む日本において、毎年10万人近くが「介護離職」を選択しています。2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に加わることもあり、今後ますます従業員の「介護離職」のリスクは高まっていくと予想されます。
こうした状況を見据えて、従業員の「仕事と介護の両立支援」に取り組む企業が増えている一方で、まだまだ「介護」は優先度の低い課題として対策を後回しにしてしまう企業も多く見受けられます。その理由として人事の方からよく耳にするのが、「従業員の介護の実態が把握しづらいため、何から対策を始めていいかわからない」といった意見です。
本講演は、こうした課題をお持ちの方に対し、仕事と介護の両立支援を考える上で押さえていただきたいポイントを解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
介護の悩みは、本人が職場に打ち明けない限り周囲も気づくことが難しいという特徴があります。人事としても仕事と介護の両立支援を考える際、「介護に直面している従業員がどのくらいいるか」「社内でどのような介護ニーズがあるか」といった部分を把握することが難しく、対策を立てにくいかと思います。
本講演では、弊社の「介護相談窓口」に寄せられた5,000件以上の相談から見えてきた従業員が抱える「介護に関する悩みごと」の傾向を基に、人事として仕事と介護の両立支援を考える際に押さえていただきたい「三つの視点」を解説します。
従業員が介護に直面した際も安心して働き続けられる職場を目指すにあたって、企業としてどのような視点を持っておくべきか。今後の対策を検討する上で参考にしていただければ幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
本講演では、従業員が抱える介護の悩みごとをできるだけリアルにお伝えします。ご参加の際はぜひ、「自社に似たような悩みを抱えている従業員がいるかも」と考えながら受講してみてください。従業員に対してどのような支援が必要なのかを理解し、今後の仕事と介護の両立支援への取り組みにお役立ていただければ幸いです。
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