株式会社バークレーハウス IELTSプログラム総責任者 兼 IELTS・TOEFLシニアインストラクター
正木 伶弥氏
グローバルビジネスへのシフトを求められながらも、卓越したコミュニケーション力を発揮し、企業を新たなステージへ導く視野と能力を備えた人材が育っていないという声をよくお聞きします。取り組むべき課題は何か。本講演では、グローバルリーダーに欠かすことのできない4つの力、選抜・育成方法、そのために利用すべきテストについてお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、グローバル人材育成に取り組む際に、真の実践的英語力につながる英語4技能テストやその活用法をどのように取り入れていけばよいかを思案されている企業人事向けの内容です。グローバルなビジネス環境の中で戦える人材に求められる次の4要素と絡めながら、数あるテストの中で、いずれをどの段階で利用していくのかを適切に判断するための知識と事例を提供します。
1)日々ビジネスで触れる大量の情報の概要を理解し、要点を抜き取り、まとめる力
2)タスク(次にやるべきこと)を正確に理解し、実行する力
3)情報を関係者へ共有する上で、論理的に説明・説得する力
4)ビジネス対象となる地域や国の顧客・パートナーの状況に合わせてSpeakingやWritingをコントロールする力(丁寧さや感情・心情まで的確に言語化し、効率よく情報伝達できる力)
これらの4要素をグローバルで体現するには英語4技能が必要です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
大学入試改革における民間テスト導入の延期も記憶に新しいところですが、大学受験は機会が平等であるかが重要である一方、人口の減少に伴う人材不足による生産性の向上を迫られている企業にとっては、新入社員の英語総合力の底上げ時期が後ろ倒しになること、また海外からの人材の流入といった事態が同時に起こりえる状況にあり、企業自体が主体的に英語への取り組み方を考える時期にきていると思います。
一部の企業では英語4技能テスト導入や検討が始まっていますが、グローバルで真に力を発揮する人材には、英語を含め、どのようなコミュニケーションが必要か、またどのように人事体系に組み込むべきかを悩まれている企業も多いはずです。特にTOEIC LRに代表される2技能テストを基準とする現状から、どのように脱却すべきかのご相談を受けるケースも多くなってきています。
今回の講演では、英語4技能テストについて、説明していきます。既に英語4技能テストを人事体系に組み込み利用されている企業事例の紹介、海外グローバル企業での4技能テスト活用の実態、さらに研修会社からのソリューション提示を行うことで、人事担当者として多面的に英語4技能テストを理解することが可能となり、人事体系に組み込むヒントや気づきを得られる講演となると確信しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
英語4技能テストへの理解と活用法を知ることは、グローバルの波に流されず、逆にそれを乗りこなす人材を育成・輩出することにつながると思います。
多くのフォロワーを獲得する真のビジネスリーダーは、どんな場面でもステークホルダーたちと真摯にコミュニケーションを重ね、行動する人物であることは万国共通です。エグゼクティブ、ベテラン、中堅から若手のいずれの階層においても、信頼されるリーダーには、一方通行の話だけではなく、周囲をおもんぱかる気遣いを言葉にして、周囲に影響を与える英語力が不可欠です。
企業における英語4技能テストの導入、グローバル人材育成に興味のある方のご参加をお待ちしております。
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