株式会社グロービス インターナショナル・エデュケーション ディレクター/主任研究員
池田 新氏
デジタルトランスフォーメーションの荒波が押し寄せる現代、「Global Crossvalue Platform」というビジョンの下、事業や国境などの壁を突き破り、社会・顧客にソリューションを創出する丸紅株式会社。その変革の最前線でイノベーションの考え方を伝播する場「丸紅アカデミア」を主幹するデジタル・イノベーション室 上杉室長をお招きし、取組みを語っていただきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
デジタルトランスフォーメーションという荒波は、世界中のあらゆるビジネスを飲み込んでいっています。今や、どんな大企業もうかうかしていられない、VUCA (Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity)の時代。
このような時代において、持続的な成長と企業価値を高めていくために最も必要なことは、優れた戦略や競争力のある技術だけでなく、変革を牽引し、行動を起こすグローバルリーダーを育成することです。多様なバックグラウンドを持つメンバーを巻き込み、チームとして最大の成果を出せるリーダーシップが重要です。
そんなグローバルリーダーに必要な資質や知見はどのように育まれるのか。対象者はどのように選抜されたら良いのか。そして、どのような体験・プログラムを提供すると良いのか。そんな課題認識をお持ちの方にとって参考になる内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
注目すべきポイントは、日本を代表する総合商社である丸紅株式会社が2018年から開催している選抜型のグローバルプログラム「丸紅アカデミア」について、同プログラムの企画・開発・運営の中心的人物でいらっしゃる、デジタル・イノベーション室長上杉理夫様にご登壇いただき、当プログラムの戦略的背景や運営上のご苦労など、生々しいお話を語っていただくところです。
「丸紅アカデミア」の目的は学びを得るための研修ではありません。己を知り、世界を知り、最先端のトレンドに触れることで変革の必要性を体感し、最終的に経営陣に対して直接提言を行う、自ら行動を起こす、アウトプットを求めるプログラムです。
メンバーは、全世界のグループ社員約4万人の中から選抜された25名。全編英語で構成される年4回の合宿型セッションです。日本のみならず中国、東南アジア、インド、米国で開催し、セッション毎のテーマに沿ったプログラム構成になっています。本プログラムは、シンガポールの経済開発庁や国際企業庁で同国の経済発展に長年携わってこられたチュア・テックヒム氏がディレクターとして陣頭指揮を執っておられます。
グロービスは、本プログラムの設計から関与させていただき、最新のビジネスフレームワークの理解を促進させるケースセッションや、セッションのテーマに合ったスピーカー紹介などを担当させていただきました。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
アカデミアは、ディレクターのチュア氏とグロービスが共に試行錯誤しながら毎年新しいコンテンツを創り上げるオリジナルプログラムです。また、継続してやり続けることでアルムナイネットワークを作り、グループ全体の競争力を高める人脈作りを推進しています。
変化が早く、先が読みにくいVUCAの時代を生き抜く為に、同じような悩みを抱えている皆さんにとって、プログラムを構築・実行する上での苦労や難所など、普段はあまり聞けない貴重な内容をお話しいただけますので、是非ご参加ください。
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