株式会社VIPABC 事業統括部長
西村 達也氏
自社の英語教育がうまくいっていないというお悩みを、よく人事の方からお聞きします。
「英語にアレルギーがあり、嫌がる人」「取り組んでも途中で挫折する人」「受けることがゴールになってる人」なぜこのようなことが起きるのか。
本講演では、日本の英語教育において人事がおかれている実態と世界のトレンドを通じて、教育をうまく進めるポイントや、失敗しない英語教育の選び方をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
日本の英語教育は、教室への通学型から資格試験に特化しているものや、オンライン英会話など多種多様です。一方で受講者側も、何を目的として学ぶのか、学習動機の背景や学びたい分野の違いとは何かなど、求めているもの・必要としているものは人それぞれです。
今求められているのは、パーソナライズされた教育です。同じ組織だからといって、画一された教育内容を提供するのは時代遅れなのです。
内製化しようとしても、社内リソースが難しいのが語学教育の特徴でもあります。そのため語学研修を導入している企業には、あちこちから、さまざまな要求や意見が寄せられます。また外部研修を導入すると、人事担当者には必ずその成果が求められるため、大変苦労されていると耳にします。
事前に各所から上がる要求や意見、課題などをあえて整理せず、羅列してみてください。なぜそれが上がるのか、解決方法と共に最も適した選び方をお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
「vipabc」はiTutorGroupが日本で展開するサービスブランド名です。弊社は台湾で通学式のオーダーメイド型英会話教室として創業してから、いち早くオンラインでレッスンを行い、世界で初めて24時間365日オンライン会話をご提供する等など、常に業界をリードしてきました。
日本上陸から早4年になりますが、その間、日本の現状と日本人学習者の特徴や他国との違いを分析し、最も効果的な方法を慎重に探ってまいりました。
日本では大きな広告を一切打たず、口コミだけで広まってきたこともあり、こういった形で広く企業の方々にお話しさせていただくのはこれが初めてとなります。弊社だからこそ見えてきた、世界のトレンドと日本独特の課題を踏まえてお話しいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
新型コロナウイルスの流行により、従業員を守る人事の皆さまは苦慮されているとお察しいたします。
弊社が台湾国内で通学式英会話スクールを展開していた時代に、SARSが流行。外出もままならない受講者のため、開発中だったオンラインプラットフォームのβ版を先行提供したのが2004年でした。
SARSが収束したタイミングで、そろそろ通学式に戻そうかと聞いたところ、受講者・講師共に「オンラインがいい!」とのことだったため、弊社は本格的にオンラインサービスに舵を切ることになりました。
日本でもにわかに活気づいてきた、オンライン教育。実績16年の弊社から、そのヒントを持ち帰っていただけると幸いです。
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