アービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社 東京事務所所長
陶山 匠也氏
こちらは、コンプライアンス研修や組織風土改革に課題をお持ちの方向けの講演です。通常の研修や施策で、コンプラ意識が変わることは難しいです。なぜなら、コンプラ問題の本質は、知識ではなく「社員のマインドセット」と「職場環境」にあるからです。現状の施策で思うように進まないと感じているなら、マネジメントスキルと組織開発の要素を組み込んだこの講演で、ヒントが見つかるはずです。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
コンプライアンス研修担当者、組織風土改革担当者の方に参加していただければと思います。リーダーや従業員のマインドセットが悪ければ、組織はさまざまな問題に直面します。特にコンプライアンス違反やハラスメントが起こりやすくなります。通常のコンプライアンス研修などでは効果がないケースでも、マインドセットを根本から変えることで、リーダーの意識や社内風土を改善することができます。
2006年に日本で発売した書籍『自分の小さな箱から脱出する方法』(アービンジャー・インスティチュート著/大和書房)はシリーズ累計35万部(世界では300万部)を売り上げています。多くの会社の管理職の課題図書に設定されており、お読みになった方も多いと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、通常のコンプライアンス研修をマネジメントスキルと組織開発に結び付けたコンプライアンス研修のエッセンスをお伝えします。多くの企業で取り組んでいる「e ラーニングの受講」「ホットラインの設置」などにより、コンプライアンスへの意識に改善は見られたでしょうか? 不十分だと感じていらっしゃる方は、この講演でヒントが見つかるはずです。コンプライアンス問題の本質は、社員のマインドセットの変化と職場の環境にあるからです。
ハラスメントやコンプライアンス問題がなくならない理由は明確です。当事者には、基本的に悪気がありません。業績のため、チームのため、部下のためなど、それぞれの正義があるために罪の意識が生まれにくのです。ハラスメントを意図的に起こす社員はいません。紛争解決が難しいのはそのためです。
アービンジャーでは、コンプライアンス問題が起こるメカニズムを解明し、ハラスメントを起こさない社員の育成を目指します。現場の社員が自らの心の動きを知り、相手のことを思いやる気持ちを持つことが、コンプライアンス意識を高める効果的な方法です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回の講演では、コンプライアンスや社内風土を改善するためのマインドセット(心の持ち方)とはなにかを、アービンジャーの「箱」の考え方を通して学びます。また、数々の問題に対して、マインドセットの専門家の視点から解決策を知ることができます。コンプライアンス研修担当の方、組織風土改革担当の方、職場の雰囲気を改善したい方は、ぜひご参加ください。
特に事前準備は必要ありません、当日はリラックスしてお越しください。この機会に、一人でも多くの方にアービンジャーの考え方を知っていただくことができれば、これ以上の喜びはございません。皆さまのご参加を、心よりお待ち申し上げております!
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