ソフトブレーン・サービス株式会社 代表取締役社長/一般財団法人プロセスマネジメント財団 代表理事
野部 剛氏
「営業はセンスや才能だから……」「うちの事業は特殊だから標準化できない……」という声をよくお聞きします。営業人材を採用してOJTや研修を実施しても、成果が出ないと悩む人事・管理職・経営者は多いです。本講演では、7469社の営業組織のデータ分析に基づき東京大学・筑波大学との共同研究で解明した、営業人材の成⻑モデル「CoEVOLVeモデル(R)」を事例とともに解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
あらゆる市場が成熟し、多くの業界では、国内市場の伸びが期待できず、「他社からいかにシェアを奪うか」がポイントになってきています。他社に勝つには、自社商品・サービスの価値を顧客に伝える“営業力”が重要です。自社の営業が少しでも、能力的に優れていなければならないのです。
そのため企業では、OJTや研修、ロールプレイングなど、いろいろな取り組みを行われていることでしょう。しかし、その取り組みが「思っているよりも効果や成果が出ていない」というご相談を、最近多くいただいています。「営業はセンスや才能だから」「弊社の事業は特別な業務だから標準化できない」と思っている経営者や人事担当者、現場管理職の方も多いでしょう。
本講演では、「営業部門の人材育成はうまくいかないケースが多い」ことの理由をひも解きながら、“強い個人を育成する組織作りの仕組み”についてお話しいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
我々は宋文洲が立ち上げた、ソフトブレーン(東証一部上場)の機能会社として、営業分野特化型のコンサルティング、研修事業をご提供しています。7,469社の営業組織のデータ分析に基づく東京大学・筑波大学との共同研究で解明された組織成長モデル「CoEVOLVeモデル®」を活用し「営業力強化に向けた改革に取り組んでいるが、成果に結び付かない」という企業の課題解決策を提案いたします。
コンサルティング実績データを分析し、営業改革・営業人材育成に成功している企業の特徴や成功要因を明らかにする研究活動も同時に行っています。
本講演では、実際に成果を上げた企業の事例をご紹介いたしますので、きっとこれからの営業人材育成や組織作りにむけたヒントになるのではないかと考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
多くの営業現場が人材採用難に直面しています。そんな中でも、組織の競争力を保ち続けるためには、営業生産性を高め、限られた人材で最大の成果を出すことが求められます。今後、組織力を強化するために、人材教育のプロとして何に取り組むべきか、どこにフォーカスすべきか、あらためて考えてみませんか。
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