株式会社フィールドマネージメント・ヒューマンリソース 執行役員
山田 博之氏
転職市場の活発化や働き方の多様化が進む中、多くの企業が社員の定着率やエンゲージメントの向上といった課題を抱えています。一方で、これらの課題を解決する仕組であるはずの人事制度が、その役割を果たしきれていないケースも散見されます。そこで本講演ではこの課題に対し、ご一緒に取り組んだ株式会社コーセー様から実際に行った人事制度改定事例を紹介いただき、そのポイントを解説いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
株式会社コーセー様の人事制度改定を事例に、年功序列型の制度から実績・行動ベースの評価・処遇体系へのシフトをトピックスとして、改定のポイントをお伝えしていきます。
制度改定の背景の一つに、美容スタッフの定着率や業務に向かう姿勢に課題がありました。そこで、今回の人事制度改定では美容スタッフの職域の拡大、権限の委譲、処遇の見直しを行い、現場でお客様と接する美容スタッフ自身がさらに輝けるような仕組みを構築しました。
そのため、報酬制度や評価制度の機能連携に課題感を感じていらっしゃる方や、職域・職責の拡大や能力開発を促す人事制度評価改定を検討しておられる方にお役立てできると思います。
講演はクライアントとの対談形式を予定しており、当時の制度改定において苦労した点、検討を重ねた点など、生の声をお話しいただく予定です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
グローバルブランドの育成、顧客接点強化の推進役となる美容スタッフのさらなる活躍が求められる一方、業務に向かう姿勢や定着率が課題になっていた株式会社コーセー様。
これまでの年功序列型の人事制度では、昨今の急激な時代変化と事業変化に対応しにくい状況であったため、採用・配置・育成・評価を最適化する必要がありました。
2019年に9ヵ月かけて人事制度の見直しを行い、2020年4月から新制度がスタートしました。制度構築を進める中でのポイントや、当時苦労した点に加えて、新制度導入後のお話にも触れていきたいと思います。
見どころの一つは、クライアントとの対談形式であるため、生の声をお話いただけること。
人事制度は変えることが目的ではありません。制度改定の中で直面した課題や困難、検討を重ねた上での最適手法についてクライアントと直接お話しすることで、リアルな感想をお届けできればと思っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
転職市場の活発化や働き方の多様化が進む中、多くの企業が社員の定着率やエンゲージメントの向上といった課題を抱えています。一方で、これらの課題を解決する仕組であるはずの人事制度が、その役割を果たしきれていないケースも散見されます。
そこで本講演ではこの課題に対し、実際のクライアント事例についてご紹介いたします。
今まさに制度改定を検討されている方、自社の人事制度に課題感をお持ちでおられる方、制度を活用した能力開発の推進を考えておられる方にはぜひご覧いただきたい内容です。
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