[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ
講演者インタビュー
内定承諾につながる採用選考とは ―見極めと魅力付けを実現するポイント―
創作株式会社 副代表/チーフプロデューサー
平野 佑氏
集める、魅力付けする、見極める。採用活動はこの3ステップで構成されますが、売り手市場の今、見極めの段階でフォローの要素を加える重要性が増しています。選考の中でもフォローを通じていかに自社の魅力付けを図れるかが、内定承諾率の向上に大きな影響を与えます。ではどうすれば選考と魅力付けを両立できるのでしょうか? そのヒントを、行動観察評価のノウハウを用いて体感的にご紹介します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
弊社は企業の採用、特に「集める」「魅力付けする」「見極める」という3ステップのうち、「魅力付けする」という点に特化して支援しています。ここ数年は、プレ期の広報活動が大きな盛り上がりを見せるなか、インターンシッププロデュースの依頼をいただく機会が多くなってきました。
しかし毎年、数十社の企業の悩みを聞くうち、プレ期の魅力付けだけでなく、「選考プロセスにおける魅力付け」の課題も多いことが分かってきました。「手厚くフォローをするには人事としての工数が足りず、凝ったコンテンツをつくるには予算の制約もある」「候補者のありのままの人柄や能力を見極めるためにグループワークを導入したものの、自社の求める資質を判断するポイントが分かりにくい」「選考を通じて納得感を与えられないことで選考離脱につながるが、どうすればそこまで踏み込めるのか分からない」などです。
一方で、弊社は法政大学と提携した「働く力アセスメント」や、年間1万人以上の学生を集客する早期マッチングイベント「ジョブトライアウト」など、ビジネスゲームを活用した行動観察評価のノウハウを保有しています。そこで本ワークショップでは、これまでに培った魅力付けと見極めの事例とノウハウを踏まえ、どのような視点をもって選考方法を設計すればよいのか、そのヒントをお伝えしたいと考えています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
弊社のグループワークは、仕事や事業のリアリティ・生々しさを表現しつつ、ゲーム型の手法を駆使して楽しく熱中できるように仕立てたシミュレーターです。こういった形式のグループワークは研修の領域で活用されることが多くありますが、当社はこれを、企業ごとの仕事や事業の魅力を伝達する採用広報ツールとして、1社1社、オーダーメイドでご提供しています。
昨今はそうして蓄積したノウハウを新たにパッケージ化してご紹介を始めました。パッケージコンテンツはあくまでパッケージであるために、採用広報で活用する場合には他社と被ってしまう、自社の「ならでは」を体感させるには何かが足りない、などの困難があることも事実です。そこで今回のワークショップで実施するグループワークには、パッケージでありながら各社の特徴を出すことができ、人事の負担は大きくならないような仕掛けを持たせました。ぜひ、体感してください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当日は他社の事例を用いながらお話いたしますが、他社の取り組みを聞くだけでは参考情報以上の価値はありませんので、皆さまが自社に応用して活用しやすいように努めたいと思います。また、そのために質疑応答の時間もしっかり取ります。よろしければ、参加お申込み時に関心事や課題感などをお聞かせください。なるべくセミナーパートの内容に取り入れたいと思います。体感パートでは、せっかくの機会ですので、就職活動中の学生になったつもりで、全力で楽しんでください。会場で皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
- 平野 佑氏(ひらの ゆう)
- 創作株式会社 副代表/チーフプロデューサー
- 陸上自衛隊と酒造メーカーを経て、現在は創作株式会社でオーダーメイドやパッケージのビジネスゲーム開発とマーケティング全般を担う。これまでに採用広報ツールとして食品メーカー、住宅メーカー等、研修ツールとして不動産企業等にオリジナルビジネスゲームを開発。そのほか内定者研修や新入社員研修などの提供も行う。
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