[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ
講演者インタビュー
ライフステージに沿った女性社員の健康管理~社内でできる手軽な体のケア方法~
株式会社ジャパンライフデザインシステムズ 健康情報誌『セルフドクター』編集長
丸山 一十三氏
1986年の男女雇用機会均等法制定以降に社会に出た女性たちが40~50代となり、職場の中心的な役割を担う働き手となっています。同時にその世代の女性の多くは重責を担いながら日々仕事に家庭に、時として介護に忙しく過ごしています。女性のさらなる活躍推進に向け、ライフステージごとにケアすべきポイントをご紹介しながら、人事として健康をサポートするための仕組みをご一緒に考えます。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
■女性のライフステージに沿ったケア方法
男女雇用機会均等法以降に社会に出た女性たちが40~50代を迎え、それぞれが重責を担いながら家庭や子育て、介護との両立に奮闘しています。生き方や働き方の選択肢が広がり、女性のライフスタイルが大きく変わったことで、健康を維持する上での新たな課題も出てきています。本ワークショップでは、女性のそれぞれのライフステージにおいてケアすべきポイントを共有します。
■月に一度開催の「セルフメディケーション講座」
「セルフメディケーション講座」では、弊社発行の健康情報誌「セルフドクター」(季刊)の誌面より健康テーマを抽出し、社員全員で共有します。今年の1月からスタートしたこの講座によって「食生活のバランスを考えるようになった」「意識的に階段を使うようになった」など社員の意識と行動に現れた具体的な変化をご報告します。
■体調と体系を整える「コンディショニング」
頑張って鍛える運動とは異なり、小さな動きで筋肉を整える「コンディショニング」について社内で共同学習を始めたところ、姿勢や歩き方などをオフィスにおいても気にかけるスタッフが増加。「コンディショニング」の考え方を学び、体験していただきます。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
「自分の健康は自分で守る」というセルフメディケーションの考え方を広く伝えるために、健康情報誌『セルフドクター』(季刊)を創刊したのは1997年6月。以来、身近でかつ信頼できる健康情報を全国の薬局・薬店、ドラッグストアを通じて伝えてきました。
セルフメディケーションのポイントは、(1)からだや病気について知る、(2)からだによい生活を心がける、(3)症状に合わせた適切な情報を選ぶ、の3点です。読者が日々の生活に取り入れていけるよう、毎号の内容を企画しています。いずれのテーマもドクターや専門家の監修のもと、信頼と安心のある情報であることを心がけてきました。「読者ハガキ」のコメントから、新たなテーマを発見し、次号の内容に盛り込まれることもたびたびあります。健康情報がテレビ、雑誌、インターネットで容易に入手できるようになった今こそ、エビデンスのある信頼性の高い健康情報を今後も届けていきたいと考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「健康経営」に注力する企業はこの10年でかなり増えてきたように思います。弊社でも社内環境の見直しをはじめ「セルフメディケーション講座」や「コンディショニング講座」などを定期的に開催し、情報面、実践面でのサポートを進めてきました。オフィスワーカーにとっては、日々の食事ケア、季節ごとの健康管理、肩こりや腰痛などの体のメンテナンスは毎日の課題です。定期的にそれらの課題と向き合うことで、少しずつ社員の健康維持への姿勢に変化がみられるようになりました。この半年余りに社内で実践してきた取り組みをご紹介しながら、社員の健康維持・管理のために着手できるきっかけを共有する時間にできればと思っています。
- 丸山 一十三氏(まるやま ひとみ)
- 株式会社ジャパンライフデザインシステムズ 健康情報誌『セルフドクター』編集長
- 創刊20年目を迎える健康情報誌『セルフドクター』(季刊)の編集長。季節ごとの課題を毎号取り上げながら「自分の健康は自分で守る」という“セルフメディケーション”を一人でも多くの読者に実践してもらうため、様々な切り口でコンテンツを提供。医師や薬剤師監修によるエビデンスのある健康情報の提供が最大の使命。
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