[主催]『日本の人事部』(株式会社アイ・キュー)
[後援]厚生労働省 経済産業省 [会場]大手町サンケイプラザ
講演者インタビュー
知名度の低い会社が成功した採用の裏ワザ――外国人採用で陥る「落とし穴」とは――?
株式会社ジープラスメディア 代表取締役
時澤 正氏
有効求人倍率は増加の一途をたどっており、多くの企業が採用に苦戦しています。これまで以上に視点を広げ、自社にフィットする採用方法を模索することが求められています。
外国人認知度NO.1の転職サイト『ガイジンポット』の運営会社代表が、外国人採用に向いている会社、ハマりやすい職種など、成功事例を交えて紹介します。また、人事採用における「意外な落とし穴」についてもご案内します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
日本人口の減少に伴う人材不足への懸念や、国内市場の縮小に伴う海外市場の拡大を背景に、外国人材を検討される企業が増えています。
また、優秀な人材は大手上場企業に流れてしまい、中小企業において人手不足はますます深刻化しています。企業の成長において何よりも不可欠である優秀な人材。その目を外国人に向けることで、補えることができるのです! しかし、「言葉の壁や文化の違いなどで、外国人採用に不安を抱えている」「なかなか最初の一歩が踏み出せない」といった企業の声も耳にします。
ジープラスメディアでは、外国人認知度No1の転職サイト「ガイジンポット(Gaijinpot)」や「キャリアエンジン(CareerEngine)」を運営しており、多くの企業から外国人採用に関する相談を受けています。また私自身も、2015年にジープラスメディアがフジテレビサンケイグループの一員として加わってから、代表として社内の6割以上を14ヵ国の異なる国籍の外国人社員が占める組織を運営しています。企業の声と自身の経験を共有させていただくことで、失敗しない外国人採用のお役に立てたらと考え、今回のテーマとなりました。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
弊社は43万人以上の外国人・バイリンガルユーザーが登録している転職サイトを運営しており、また、自社でも外国人の積極採用を行なっています。
日本人と外国人が同じ職場で働くことは社内が活性化し、新しいビジネスの創出など多くのメリットがある一方で、組織にとっては日本人だけの環境では想定されなかった問題への対策や配慮が必要となります。
今回は、私たちのサイト運営の経験を通じて得た、外国人採用に向いている会社の共通点、ハマりやすい職種など、成功事例、失敗しないためのコツなどを紹介いたします。
私自身も、ジープラス社を買収したタイミングで、初めて外国人の組織をマネジメントする経験をしました。これまでの日本人の組織とは全く違った部分もありますが、無事増収増益を続けている弊社が、外国人マネジメントのノウハウ/どのように対応してきたか等の経験談もあわせてご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今の日本企業にとって、外国人に目を向けることは、より多くの若く優秀な人材を獲得し、これまで不可能だった領域に進出する可能性を与えてくれます。外国人採用を行なってきた企業の実体験や外国人の生の声が皆さまの課題や不安解決し、採用の成功につなげるヒントになればと思います。
- 時澤 正氏(ときざわ ただし)
- 株式会社ジープラスメディア 代表取締役
- 1986年東京大学卒、通産省入省。1989年(株)フジテレビジョン入社。報道記者、パリ駐在を経て、情報番組のプロデューサーを歴任。2006年社内ベンチャーで新規メディア開発のフジテレビラボ設立。2015年(株)ジープラスメディアの傘下入りに伴い同社代表に就任し、(株)フジ・メディア・ホールディングス 経営企画局局次長を兼任。
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