――　今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

「健康経営」という言葉がここ数年広く語られるようになりましたが、企業の規模や社員の年齢構成によっても課題はさまざまです。社員の健康維持が経営面からもとても重要だと言われるものの、「どこから手をつけたらよいのだろう」というのが担当者の本音ではないでしょうか。一方で「健康情報」はテレビ、新聞、ネットのニュースなどあらゆるメディアで発信されていますが、情報が大量に入るほど「いったいどの情報が正しいのか」を見極めることが難しくなっています。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本ワークショップでは、自社の「健康経営」に関わる課題を出し合いながら、実践できるメソッドを一緒に考えます。弊社発行の健康情報誌『セルフドクター』や、自社の「健康経営」への取り組みについてもご紹介します。また、多くの女性が「眠れない」「睡眠時間が足りない」などの「睡眠」に関する課題を抱えていることから、「睡眠」の専門家・三橋美穂先生に「心地よい眠りにつくための具体的な方法」を解説していただきます。確かな健康情報を社員へ伝え、健康維持のための習慣を一つでも多く生活の中に組み入れていくためのアイデアを共有することで、「健康経営」への一歩を踏み出す機会にしていければと思っています。

――　貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

当社の強みは、エビデンスのある「健康情報」の提供です。「健康情報」があらゆるメディアから発信されている今日、その情報の「確かさ」を見極める力＝「情報リテラシー」を高めることが求められています。

弊社では今年で創刊20年を迎える健康情報誌『セルフドクター』を企画・編集する中で、専門医と連携しながらエビデンスのある「健康情報」を常に発信し続けてきました。300人を超える専門医とのネットワーク構築に加え、健康に関するさまざまなテーマでの講演やセミナーのコンテンツも少しずつ作り上げてきました。蓄積されたこれらの財を、「健康経営」を推し進める中で広く活用していきたいと考えています。「確かな健康情報の提供　→　情報内容への納得　→　行動変容」というサイクルを根付かせ、「自分の健康は自分で守る」というセルフメディケーションの実践を社会により浸透させることを使命と考えています。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

「睡眠」の専門家である三橋美穂先生のお話や、健康情報誌『セルフドクター』を用いた「健康経営」への取り組み事例などのご紹介を通じて、参加者の皆さまと共に「健康経営」について考え、さまざまなアイデアを出し合える場を作っていきたいと思います。ご自身が抱えていらっしゃる課題も、ぜひワークショップの中でご提示ください。具体的なメソッドを、一つでも多くお持ち帰りいただけたら幸いです。「女性社員が日々健康で、生き生きと働き続けられる環境を作りたい」ということが参加される皆さまの共通の思いだと思います。「健康経営」への一歩を踏み出そうとされている方々のご参加をお待ちしております。

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