[会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省
講演者インタビュー
社内研修の学習効果を10倍にするための具体策~気づきを深める2つのポイント~
株式会社グローセンパートナー 代表取締役
島森 俊央氏
近年、研修の内製化が増えてきました。一方で内製化したことで、研修受講に対する従業員のやらされ感で悩んでいる人事担当者も多くいます。本講演では受講者の学習定着を図り、行動変容ができる研修設計およびファシリテーションスキルをご紹介します。また、やらされ感ある受講者が、どんどん和み、対話を深め、満足感たっぷりに終了するための2つのポイントもお話しいたします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
近年、研修の内製化が増えてきました。一方で内製化したことで、研修受講に対する従業員のやらされ感で悩んでいる人事担当者も多くいます。本講演では受講者の学習定着を図り、行動変容ができる研修設計およびファシリテーションスキルをご紹介します。また、やらされ感ある受講者が、どんどん和み、対話を深め、満足感たっぷりに終了するための二つのポイントもお話いたします。
まずは、受講者が感じるやらされ感方程式を示し、受講者が研修に何を期待して、どうすればやらされ感を回避できるかをお伝えします。気づきを深めるポイントの一つ目は、アイスブレイクの重要性を理解することです。受講者は気付かないうちに、研修に対して防御しています。それは、講師に対する防御、受講者同士に対する防御です。その防御を体感して、アイスブレイクによりその防御が外れる効果を理解します。気づきを深めるポイントの二つ目は、対話の重要性です。対話=「捉え方の転換」と定義して解説します。心理学的には、人生において何度「捉え方の転換」をするかが、その人の成長につながるといわれています。その観点からすると、すべての人事施策は「捉え方の転換」がゴールであるはずです。研修を通じて、どう「捉え方の転換」を促進し、受講者の満足度を上げることができるかを解説します。そして、「捉え方の転換」を軸に置いた対話型研修の設計方法・当日の進め方について情報をご提供します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
私は15年間の講師経験の中で、すべての企業のご要望に合わせ、カスタマイズした研修を行ってきました。その数は1,000回以上になりますが、特徴的なことは自分でコンテンツを開発し、同じ研修は一切やらなかったことです。それにより、どのような研修が受講者をひきつけるかを体感しており、それらも併せてお話ししたいと思います。
当社は、「社内研修支援サービス」という社内で研修ができるコンテンツを開発しているほか、社内向けインストラクター養成研修も開催しています。それらの知見から、テキストの作成方法・講師のインストラクター力養成のポイントにいても言及します。当日は、当社が開発した「社内研修支援サービス」のテキスト約30冊と、講師用スライド・講師用マニュアルなどもご覧になれます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
できる限り、質疑応答の時間を取りたいと考えています。研修内製化に関して課題を抱えている方にぜひ、ご参加いただきたいと考えています。
弊社では研修内製化サービスを「社内研修支援サービス」と呼んでいますが、このサービスは子育て中のママたちが中心になって開発・運用しています。100%フレックスタイム・100%リモートワークを導入することにより、子育てに専念しながら仕事ができる体制を作っています。この働き方も紹介できればと思っています。
また、テキストなどの印刷は株式会社長谷工システムズ(特例子会社)に依頼しており、こちらの印刷の質もご確認いただければと思います。
- 島森 俊央氏(しまもり としひさ)
- 株式会社グローセンパートナー 代表取締役
- 上智大学理工学部卒。大家族主義など経営理念を貫く出光興産(株)に入社。その後、独立系コンサルティング会社にて戦略と人事を結び付けるコンサルタントとして活躍。2008年(株)グローセンパートナーを設立。上場企業からベンチャー企業まで、教育研修・人事制度導入支援を通して、企業の業績向上と社員活性化を実現。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
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