――　今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

現在「働き方改革」の機運が高まっていますが、「労働時間短縮」などに取り組むだけではなく、「各部門における人材の時間あたりの能率を向上する具体策」が大切です。その「具体策」では、人材に委ねるのではなく「部門におけるマネジメント力の強化」を図り、「総合的な生産性向上を図れるか否か」がターニングポイントとなります。特に「顧客づくりの営業部門」は、「モノづくりの製造部門」と比較し「生産性向上の仕組みづくり」が遅れているため、深刻化する前の現在の取り組みが大変重要です。

弊社は、「製造部門」の「TQM（Total Quality Management）」をベースとした「TQSM®（Total Quality Sales Management）」を提供する唯一の専門企業です。おかげさまで開発提供と実証探究を積み重ねて、本年で14年目を迎える「TQSM®トレーニング」は、83社以上・139プロジェクトにご提供し貢献してまいりました。日本のGDPの7割を占め、全就業人口の7割を超えるサービス産業の生産性向上は、21世紀の世界経済の喫緊課題であり、今こそ日本経済がその規範を示す時代です。事業の営業部門における「科学的かつ戦略的な人材づくり」と、企業の全体における「体系的かつ実践的なスキームづくり」と、「働き方改革のご成功」を支援します。「トヨタ自動車」を代表とする大手企業の取組事例について、ご紹介いたします。

――　貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

「TQSM®トレーニング」を導入している主なクライアント企業は、「自動車メーカー・大手ハウスメーカー・地方金融機関・大手損害保険会社・大手生命保険会社・機械メーカー・装置メーカー」など、BtoBやBtoCを問わず、市場に対して高付加価値を提供している企業ばかりです。「導入事例の一例」を挙げますと、クライアント企業の導入後一年間の実績において「各エリアで対前年比125％の業績向上」を実現し、全社展開に至るなどの新規導入や継続企業が増え続けています。

「年間型トレーニングによる導入〜実践〜定着プログラム」を基本とし、長期間にわたるカイゼン活動ときめ細やかなバックアップ体制により、「各事業および人材の成長から革新へ」と導きます。「本トレーニングのプログラム」は、クライアント企業の現場改善による探究支援と国立大学教授などの各専門家による技術的支援を受けて「最先端のトレーニングプログラム」へと常に進化し続けています。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

「AI＆IoT」などの先進技術が世界経済を席巻する現代においても、「カンやセンスの商習慣」や「気合と根性の精神論」が後継人材に継承されているのが営業部門です。「ディープラーニング（パターン化）」と「ディープマインド（成功蓄積化）」も、本来「人工知能」ではなく、まず「営業人材」に求められるべきではないでしょうか。今日まで継承されてこなかった「営業部門の生産性向上方法」を確立し、「労働時間短縮」に留まらない多様化の時代だからこその「働き方改革」を成功させましょう。「変わってはいけない企業の原点回帰」と「変わるべきである仕事の流儀改善」を、弊社の10年以上におよぶ研究開発と共に熱意を持ってご説明します。

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