日本の人事部「HRカンファレンス2017-春-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2017年5月16日(火)・17日(水)・18日(木)・19日(金)開催 [会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2017-春-」トップ講演者インタビュー> 三坂 健氏(株式会社HRインスティテュート 常務取締役シニアコンサルタント)インタビュー

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女性も男性も戦力化する職場マネジメント

三坂 健氏 photo

株式会社HRインスティテュート 常務取締役シニアコンサルタント

三坂 健氏

女性活躍推進法施行から1年が経過し、大企業にとって女性活躍は「待ったなし」の課題です。職場で女性社員をイキイキと輝かせ、いっそう戦力化していくためには、女性社員と男性社員で変えた方が効果的なアクションとそうではないアクションがあります。本講演では、女性社員と男性社員を共に育むマネジメントについてご紹介します。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

女性活躍推進法施行から1年が経過し、大企業にとって女性活躍は「待ったなし」の課題です。大企業では、育児休業や短時間勤務など、制度面は少しずつ充実してきました。しかし、バリバリとキャリアを積み重ねたい、管理職になりたい、と考える女性はまだ少数派。こうした制度を充実させても、女性たちの昇進意欲になかなか結びついておらず、意識改革が求められています。20代、30代でも管理職への昇進に対する関心は3割前後と低く、キャリアの初期段階から昇進意識を喚起することが求められてます。

これまで多くの企業では、職場のキツイ仕事、難しい仕事は男性社員に振られる傾向にありました。見方によっては女性社員を大切に扱おうとしてきたのかもしれません。しかし、結果としてこうした仕事の与え方が、女性社員のキャリア形成や昇進に関する意欲を阻んでいるのではないでしょうか。女性活躍は働き方改革と併せて語られることが多いですが、上司による仕事の割り振りにも着目する必要があります。

本セッションでは、バリキャリではない女性の主体性も“挽き出す”ことに焦点をあてます。上の世代には、「今さら女性活躍と言われても……」という意識を持つ女性社員もいらっしゃるでしょう。こうした女性社員を巻き込み、主体性を挽き出して、男性も女性も育つための職場づくりに向けたアプローチついてご紹介します。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

HRインスティテュートのミッションは、「主体性を挽き出す」ことです。私どもは20年以上、「主体性を挽き出す」ことをプログラムを通して支援し、多くの個人や組織の成長と進化の場に立ち会ってきました。

その武器の一つが、ワークアウト・プログラムです。ここでは、「課題解決」と「人財育成」を同時に実現することで、組織のメンバーが自ら考え、主体的に行動する変革型組織を創ることを目指しています。具体的な「ワークアウト・テーマ」(女性活躍など)を設定し、対象企業内にプロジェクトチームを編成して、必要な知識をインプットしつつ、アウトプットへのコンサルテーションを行っています。

コンサルタントからの提言・提案を受けると言う受動的なプログラムでは実現できない、当事者、実践者を育成できることが最大の特徴です。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

自社の女性社員の活躍を願いつつも、職場での女性社員の活躍の状況にお悩みを抱えていませんか? 職場での女性活躍は、能力開発、意識啓発、風土改革の三つを考慮し、それぞれ進める必要があります。また、女性社員のみの問題ではなく、男性、女性問わず全社員で進める必要があります。

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講演者プロフィール
三坂 健氏(みさか けん)
株式会社HRインスティテュート 常務取締役シニアコンサルタント
慶応義塾大学経済学部卒業後、株式会社損害保険ジャパンにて法人営業等に携わる。退社後、HRインスティテュートに参画。現在は、経営コンサルティングを中心に、教育コンテンツの開発、人材育成トレーニングにおいて活動している。また海外事業のリーダーとしてHRIベトナムの代表、HRI韓国取締役を兼務している。 

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