[会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省
講演者インタビュー
2017年中に法定雇用率を達成したい企業様必聴!野菜作りで障がい者雇用を変える!
株式会社エスプールプラス 社長 執行役員
和田 一紀氏
社内業務での障がい者雇用は限界を迎え、来年2018年には法定雇用率UPが囁かれています。私達は、NHKなど数多くメディアに取り上げられ、行政も注目の画期的な「就農」モデルで、障がい者の採用から職場創出、定着支援まで、大手企業を中心に120社をサポートしております。ただ雇用数を増やすだけではなく、企業・障がい者ともに価値ある取組みにする運用法を導入事例を踏まえてお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
・「本業で活躍できる身体障がい者からの応募がない」
・「精神・知的障がい者に見合った業務がない」
・「これ以上業務の切り出しは困難だ」
・「採用したのにすぐに辞めてしまう」
・「人事としては雇用を進めたいのに社内・経営層の理解が得られない」
・「2018年の法定雇用率UPが見込まれる中、障がい者雇用の課題を解決できていない」
これらは人事担当者のリアルな声です。従来の社内業務での障がい者雇用は限界が迫っている。いつまでも尽きないお悩みを、ここで一度クリアにしてほしい。そんな想いから、障がい者雇用のヒントを画期的な観点でお伝えします。
【農業×障がい者雇用】
「充実感、やりがいのある仕事がしたい」という障がい者の想い、「雇用に関わる全員が笑顔になってほしい」「会社の繁栄にプラスになる雇用を達成してほしい」という企業への想いから考え抜いた結果が「就農」モデルです。
現在、弊社では東京近郊の千葉県、愛知県を中心に7農園を展開。弊社農園スキームに参画する企業は、業種業界問わず上場企業を含めて現在120社。約500名の障がい者が「野菜づくり」を業務として働いています。昨今ではNHKニュースに全国放送をはじめ計6回出演、また各メディアでも取上げられ、昨年度は愛知県の行政から企業誘致をいただきました。
一人でも多くの障がい者の方々、一社でも多くの企業へ、心から笑顔をもたらす革新的な障がい者雇用の形をご提供できれば幸いです。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
「一人でも多くの障がい者雇用を創出し社会に貢献する」を経営理念に、働きたいけれど働けない障がい者と、雇用したいけれど雇用できない企業の橋渡しに取り組んでいます。弊社の「農業を通じた障がい者雇用」は、業種業界を問わず、さまざまな企業のご要望にお応えしながら、働きやすい雇用環境づくりから人材発掘、企業への採用サポート、就職後の定着まで、ワンストップで支援できることが強みです。これまで知的障がい者の方々を中心に、500名以上の就職が実現し、事業開始から7年間での定着率は95%以上です。サービス利用企業の9割以上は農業と縁がありませんが、従業員が数万名という日本を代表する企業から、70名という新興企業まで多岐にわたります。
農園の活用方法にも特色があります。農園でとれた野菜を従業員の福利厚生として社内配布して、ES向上につなげたり、新卒説明会で発表することで社会貢献を気にする学生からの評価を高めたりするなど、さまざまな効果が考えられます。働く障がい者を、企業の福利厚生、ES向上という新しい観点から戦力化した事が特徴となっております。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
企業での就業が難しい知的障がい者の多くは、福祉作業所で月額1万5千円ほどの工賃をもらい生計を立てています。中には、生活保護を受給している方もいらっしゃいます。
農業という特殊な仕組みにはなりますが、障がい者の方が企業に雇用される事で、最低賃金でも月10万円のお給料を手にすることができます。一人でも多くの方の人生の選択肢が広がることを願い、一社でも多く、この仕組みを知っていただきたいと考えております。
近い将来には「障がい者雇用支援と言えばエスプールプラス」と言ってもらえるようになりたいと、従業員一同、本気で事業に取り組んでいます。当日皆さまとお会いできることを、楽しみにしております。
- 和田 一紀氏(わだ かずのり)
- 株式会社エスプールプラス 社長 執行役員
- 1996年㈱リクルート入社。新規事業立ち上げを経験。営業部門にて表彰を多数受賞。2006年米国のフリーペーパー企業へ副社長として経営参画(ハワイ在住)。業界No.1に押し上げノーマライゼーションの精神を学ぶ。その後、当社会長と出会い『障害者雇用×農業』に社会的意義を感じ、2011年創業期より参画。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。