日本の人事部「HRカンファレンス2017-春-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント
2017年5月16日(火)・17日(水)・18日(木)・19日(金)開催 [会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2017-春-」トップ講演者インタビュー> 松島 紀三男氏(株式会社イマージョン 専務取締役)インタビュー

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「残業ゼロ」で高収益、人を大切にする会社のつくり方(事例と残業診断、解決策)

松島 紀三男氏 photo

株式会社イマージョン 専務取締役

松島 紀三男氏

残業ゼロと高収益、社会貢献を体現している企業がたくさんあることをご存知ですか。弊社が事務局を務める「『日本でいちばん大切にしたい会社』大賞」受賞企業はみんな「残業ゼロ」で高収益です。本講演では、残業ゼロ・高収益・社会貢献を実現している企業事例と特長をご紹介し、「残業診断」ツールを用いて各社の実態と発生原因、解決策を可視化する方法をお伝えします。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

「慢性的残業による働き過ぎ」は日本企業に蔓延する社会問題となっており、「残業削減」「残業ゼロ」の実現による「働き方改革」は待ったなしの課題です。残業の原因は組織内で複数の要因が相互に関連している場合が多く、多面的方法を有機的に統合して、残業削減を進める必要があります。

弊社では残業削減の解決策を研究し、自ら「残業ゼロ」の実践につなげると共に、この問題の研究成果を「残業ゼロ学」として体系化しました。今回の講演では「残業ゼロ学」の概要として、残業の発生原理、根本原因の診断から本質的問題解決を進め、働き過ぎを防ぎ、生産性と従業員幸福度(EH)の高い職場をつくるノウハウをご紹介します。また、理論のみにとどまらず、実際に「残業ゼロ」かつ高業績と高い従業員幸福度(EH)、社会貢献を体現している企業の事例を可能な限りご紹介します。

さらに弊社では独自の実態調査を基に、今日の日本企業の「残業」実態と原因のパターンを「見える化」し、これらの研究と調査結果を基に「残業診断」を開発しました。「残業診断」はwebで簡単に実施できるパッケージで、自社の残業実態、残業特性と原因、これらの他社との定量的比較、残業削減解決策まで出力されます。このように「残業ゼロ」実現のためのノウハウ、個別の成功事例、定量データでの自社診断にいたるまでご紹介しますので、残業削減に悩む皆さまは、ぜひご参加ください。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

弊社は『日本でいちばん大切にしたい会社』で著名な坂本光司先生(法政大学大学院教授)が会長を務める「人を大切にする経営学会」および同会主催「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の事務局を務めています。同賞は「残業ゼロ」かそれに限りなく近い(従業員一人当たり月平均残業10時間以下)会社でなければ、受賞どころか応募すらできません。弊社顧問でもある坂本先生は通算7000社以上、また、坂本先生の薫陶を受けた弊社代表藤井は毎年百数十社の企業訪問を続けてきました。その意味で、毎年膨大な「残業ゼロ」の会社に接してきたコンサルタント会社と自負しています。「残業ゼロ」にとどまらず、自社の経営改革実現には、多くの「いい会社」に学ぶことが極めて効果的です。まさに「百聞は一見に如かず」。通常の研修や調査・診断、コンサルテーションにとどまらず、豊富な優良企業の視察研修をご提供できることも弊社の大きな強みです。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

「残業」はあくまで一つの指標ですが、「いい会社」かどうかを示す象徴的基準と考えます。残業が多い会社は、ハラスメントのほか、大きな問題を抱えているケースが多く、業績面でも短期間の成功は収めても長続きするケースは少ないようです。

コーポレートガバナンスの観点からは「残業で緊急事態を乗り切る」ための「残業ゼロ」が必要と考えます。実は「残業ゼロ」の会社の方が柔軟でリスク対応力が高いのです。「残業ゼロ」を目指しながらも、効果的残業削減ができずに悩んでいらっしゃる皆さまや、残業削減の必要性、可能性に疑問をお持ちの皆さまのお役に立つような気づき、自組織の改革・改善のヒントをご提供できると考えています。

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講演者プロフィール
松島 紀三男氏(まつしま きみお)
株式会社イマージョン 専務取締役
大手コンサルタント会社にて非営利組織市場開発、調査・診断、ビジョン策定、情報通信、ICT系企業の総合的営業強化に関するコンサルティング・サービスの商品開発および実施の中核メンバーとして活動。調査・診断担当執行役員、R&D担当プレジデントを歴任。独立後、株式会社Immersion設立に参画、現職。

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