[会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省
講演者インタビュー
メンバーのモチベーションを高め、信頼を獲得しながら成果を出すリーダーのスキル研修
コンティニュウ株式会社 代表取締役社長/コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長
大山 裕之氏
メンバーの成長を加速させ、少人数で成果を上げ、一体感あるチームに変容するには? そのカギは会議とコーチングを効果的、継続的に組み合わせることです。この2つと人間力をベースにした「コーチアプローチファシリテーション」という手法を使ったリーダー育成法を論じます。1年で2億円以上利益を高めるなど、導入企業の変革にも影響を及ぼし始めているその効果を、事例も交え解説します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
皆さんは、どのような管理職、リーダーが理想だと思われますか? 今成果を出しているリーダーでも自分の考えを押し付けたり、恐怖政治を続けたりしていては、部下が育ちません。それどころか、貴重な財産をダメにしてしまうこともあります。
人間は感情で動きます。正しいことを言われても、腑に落ちないと動かないのです。これまでのマネジメントは、スキルやテクニックがほとんどでした。しかしながら、給与やポストといった物質的な「もの」の限界が見えている今、部下が求めているのは、仕事のやりがいやチームワーク、貢献などといった「心」の満足を求めているのです。
人間の本質を理解することは、いま課題となっているベテラン社員の活性化や65歳定年のほか、女性や外国人の活用、メンタルヘルスやハラスメント予防などにとても効果的です。コーチングやファシリテーションといったスキルもこの前提がなければ、全く効果を発揮しません。部下との信頼関係が全てです。人間は自分のことをわかってくれる人にしか心を開かないのです。
今回の講演では、心理学をベースに人間の本質を知り、自信をもって笑顔で部下を育成できる人間力を持ったリーダーに変容するコーチアプローチファシリテーションについてお話しいたします。また、この手法で組織開発を行うことで、1年間で2億円もの経費を削減した会社の実例もお話ししたいと思います。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
8年間、この「人間力」をどのように理解し身に付けるかについて、真剣に取り組んでまいりました。年間200日を超えるセミナーや海外を含む約15000人のアンケートの結果などから、原理原則に基づいた効果的な方法を見出し、さまざまなトレーニングを実践してきました。
それは心理学、脳科学的見地から人間の本質をまず理解し、自分自身知ることから始まります。自分を理解し他人を理解することこそが「人間力」を身につける第一歩となるのです。なかなか自分では気づかない自分の価値観に気づき、他人の価値観を認めることが重要なのです。
弊社は、この心理学的からの人間の本質に根ざしていることが強みです。また、この考え方は人間の本質にも根ざしていますので、外国人との国や文化を超えたグローバルリーダーにも適応できます。中国、台湾などで実際のグローバル企業の現地マネージャー育成でも多数実績を積んできたことも、弊社の強みです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
管理職研修はもう十分できている、自分は変われない、部下とうまくやっていく自信がない、とお考えのリーダーに新たな気づきをご提供することで、自信をもって自ら実践・変容し、よりよいチームを作ろうという気持ちになってもらうことが何より重要だと考えています。
メンバーと共創する新しいリーダーが、部下も上司も会社もお客様も幸福にできると確信しています。これを実現させるのがコーチアプローチファシリテーションです。この実践により、よりよい社会を作っていくことに貢献したいと思っています。ご参加いただいた方には、私の活動について研究された、関西学院大学 加藤教授の小論文を進呈いたします。
- 大山 裕之氏(おおやま ひろゆき)
- コンティニュウ株式会社 代表取締役社長/コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長
- パイオニア、カシオ計算機、大前研一のコンサルタント会社を経て、グローバルな視点から人財育成の本質を発見。この重要性に気づき独立。心理学、脳科学を駆使した人間力がベースのコーチアプローチファシリテーションメソッドを開発。年間200日以上の研修から多くの受講者、人事部に支持されている。笑顔の講演が魅力
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