[会場]大手町サンケイプラザ [後援]厚生労働省
講演者インタビュー
人事がシステム活用に成功して成果を出すために、知っておくべきこと
インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長
大島 由起子氏
「タレントマネジメントシステム」を導入したのに、成果が出ていないという声を聞くようになりました。そうした失敗には、はっきりとした理由があります。どうしたら導入に失敗しないのか。成果を上げている人事は何をしているのか。長年、多くの企業の人材マネジメントを、システムで支援してきた経験から見えてきた、「人事がシステムを活用して成果を出す」ための重要なポイントをお話しします。(協賛/インフォテクノスコンサルティング株式会社/株式会社T4C)
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
タレントマネジメントシステムが日本企業で使われるようになってから5年ほど経ち、「タレントマネジメントシステムを導入したのに、成果が出ていない」という声を聞くようになりました。このように失敗してしまったことは、決して偶然ではなく、そこにははっきりとした原因があります。そのポイントを理解しておけば、システム選びにつまずくことはありません。前半では、今、どんな失敗が起こっているのか。その失敗はどうして起きてしまったのかを、きっちりと整理します。また、今話題になっている、「人事のAI」や「HRテック」といった動きにどう対応していったらいいのかについてもお話しします。後半は、人事がシステムを使って成功している企業にみられる共通点を整理し、その成果の具体的な内容について詳しくご紹介します。
「『タレントマネジメントシステム』を導入したが、どうにも思ったような成果を出せていない」「これから人事に戦略的なシステムを導入したいが、どのような観点から選ぶべきなのかわからない」「成果のイメージがつかない」「費用対効果を説明できず、なかなか導入までこぎつけることができない」といった悩みをお持ちの方にぜひ、ご参加いただきたい内容になっています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
弊社は、14年前の2003年に、単に人事業務支援だけでなく、人材マネジメントにも活用できるパッケージソリューションとして「Rosic人材マネジメントシステム」を世に出しました。私は、その立ち上げのためにRosic事業に参画しました。2003年当時は「人事・給与システム」が主流の時代で、給与や勤怠を持たない「人材・タレントマネジメンシステム」などいう発想は皆無に等しい状況。そんななかでも、人材マネジメントにはデータや事実に基づいたアプローチが必要だと確信し、そのためにはどんなシステムが求められているのか、実際の活用者である人事や経営層の方々と向き合いながら、真剣に考え、活動を続けてきました。受け入れられるのに時間はかかりましたが、ここ数年で流れは大きく変わり、今では140社を超えるお客様を日々ご支援しています。そうした実経験から得た、生々しい、机上の空論ではない話を、実例を交えてお話します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
グローバル化、グループ経営、従業員の価値観の多様化……多くの人事の方々は戦略的に人材マネジメントに関わる必要を強く感じ、そのためのツールとして「タレントマネジメントシステム」を検討されるケースが少なくないようです。ただ、「タレントマネジメントシステム」という言葉にとらわれ過ぎてしまうと、本来の目的を見失ってしまいます。「タレントマネジメントシステム」ブームのはるか以前から、日本企業の人材マネジメントを「システム」の側面で支援してきた者として、一社でも多くの企業が、システム導入に成功されることを願っております。現場で起こっている生の情報をふんだんにお話します。ぜひ、ご参加ください。
- 大島 由起子氏(おおしま ゆきこ)
- インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長
- 株式会社リクルート、Hewlett-Packard Australia LtdのAsia Pacific Contract Centreを経て、2004年より現職。企業の人材マネジメントにおけるIT活用推進の支援を行う。著書:『破壊と創造の人事』(楠田祐・共著) ディスカヴァー・トゥエンティワン
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