講演者インタビュー

――　今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

堀江：「未来の我が社」を考える上で、今の若手社員の成長は欠かせません。しかしながら、最近多くの経営者や人事担当者の方から「最近の若手は覇気がない」「チャレンジしない」といった声をよく伺います。「志の高い優秀な新卒学生を採用しているのになぜ？」そんな疑問をお客様からいただく事もしばしばです。

時代の変化とともに、物事に対する価値観や就労観が変化し、世代によってやる気が起こるキッカケや、モノの見方・考え方に違いが生じているようです。若手がやる気になる要因やチャレンジをしたくなる要因に変化が起こっているのだとすると、若手人材の育成や教育も変わっていくべきなのではないでしょうか。

今回のセミナーでは、グローバル化が進むこの時代において、海外に興味がなく「内向き」で、挑戦するよりも現状維持を望む「安定志向」の強い若手世代を、どのようにしてやる気にさせるのかについてご説明します。

当社の若手グローバル人材育成プログラムでは、フィリピンを舞台に異国の地でのビジネスシミュレーションを実施しています。語学の学習や異文化理解といった座学も大切ですが、「百聞は一見にしかず」。実体験に勝るものはありません。現地に出向き、視察旅行でなくビジネス体験をすることでマインドが鍛えられ、挑戦する志の高い若手が育成されます。

――　貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

堀江：私どもネオキャリアは、「新卒採用」をはじめ若手の「育成」「定着」「活性化」の支援を得意とする人材サービス企業です。採用された人材が定着し活躍するまでの「成長」のステージを、トータルで支援しています。私どもが提供するプログラムは、自分たちの組織で実施してきたこと、立証されてきたことを前提にソリューション提供しています。

現にネオキャリアは、従業員数1,100名の組織でありながら社員の平均年齢は28歳と若く、若手の活躍が会社の業績に直結している組織です。若手がトライ＆エラーを繰り返しながらも成果を上げ続けることの出来る「成長」する組織を創り出せていることが、我々の誇りです。

我々はアジアを中心にグローバルでの拠点展開を進めており、現地の責任者の殆どは新卒入社のはえぬきの社員達です。内向的で海外志向の低い若手世代が多い中で、海外赴任を自ら志願する人材を育成できる仕組みが当社の強みです。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

堀江：「チャレンジする若手、グローバルで活躍する若手」を育てるにはどうしたら良いのか？ そんなお悩みをお持ちの企業の方は、ぜひご参加ください。チャレンジ型の人材を育成するポイントや、実際のグローバル人材育成の取組み内容についてご紹介します。また、海外で活躍する人材の特徴や、そのような人材を育成するためのメソッドについても時間の許す限りご紹介したいと思います。

人材は研修だけでは育ちません、育成のフローや環境の提供の仕方、管理者のマネジメントのあり方など、考える問題はたくさんあります。このセッションで、情報収集を行っていただければと思います。