近年、人事部には従来の管理部門としての位置づけだけでなく、戦略的人事、経営のパートナー、変革のリーダーとしての役割も求められていますが、そのためには自社の現況を把握するとともに、他社の状況や施策を参考にすることも重要です。そこで今回の特別セッションでは、『日本の人事部』が企業の人事部門が抱える課題や実施している施策等について大規模調査を実施し、その結果をまとめた「日本の人事部 人事白書2014」を取り上げ、人材マネジメント論の第一人者、学習院大学教授の今野浩一郎氏がその内容を解説。情報を共有した上で、参加者同士によるディスカッションを行いました。現在の日本企業の人事部門では、何が課題となっているのか。また、他社の状況や施策のどのような点を参考にして、自社の人事戦略を描いていけばよいのか――。3時間にわたって、徹底的に考え、語り合うセッションとなりました。
学習院大学経済学部教授 今野浩一郎氏 |
「人事白書から読み取れること」と題し、 大量の情報をコンパクトに解説していただきました |
ワールドカフェ形式で、充実した議論が行われました |
今野先生も各テーブルを回りながら、 議論に参加されました |
各チームの代表が議論の内容を発表し、 参加者全員で共有しました |
今野先生の軽妙なお話しぶりが大変好評でした |
今野先生のユーモアを交えた解説や進行が大変楽しく、大いに盛り上がった特別セッション。参加者の皆さまからのご意見やアイデアは、今野先生にまとめていただき、後日、参加者全員で共有することになりました。イベント当日だけでなく、継続して学ぶことができ、人事同士のネットワークも築くことができる、まさに「HRカンファレンス」ならではの充実したセッッションとなりました。