講演者インタビュー
「総論賛成! 各論…」―女性活躍推進を取り巻く女男の「ホンネ」をどう打開するか
インパクトジャパン株式会社 女性活躍推進プログラム"Flourishプログラム" ディレクター
サラ フルヤ氏
法整備を受け本格始動した「女性活躍推進」は多様なステークホルダーの「ホンネとタテマエ」が複雑に絡み合い、「真の変革」を実現することが想像以上に困難です。本セミナーでは、組織の女性活躍推進を阻害する要因に対し、対象である女性、上司である管理職、仕組みを支える経営者層の3つのレベルから迫ります。その上で、個々の組織にベストな推進施策への糸口を、体験ワークを用いて探ります。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
昨年の法整備を受け、組織における「女性活躍推進」が本格的に求められるようになりました。「女性活躍推進法」を契機とするインクルージョン&ダイバーシティ(I&D)戦略は、変化が激しく先の見通しがきかない市場環境において、生き残るためだけでなく、ビジネスでの大きな飛躍をもたらす重要戦略です。
しかし、女性活躍推進戦略にいざ取り組もうとしても、多方向からの阻害要因が複雑にからみあい、推進に苦戦しているという話をよく耳にします。日本国内はもとより、海外のクライアントからも、「女性社員が管理職になりたがらない」という上司の声や、「時短取得後にやりがいのある仕事が任されなくなった」という女性社員の声、「推進をビジネスの飛躍につなげ、結果を出したい」という推進担当者の声などが多く聞こえてくるのが実情です。
本ワークショップでは、まず、ビジネス戦略としての「女性活躍推進」の可能性と、施策推進の成功に必須の着眼点を国内外の事例などからご紹介します。その上で、(1)対象の女性社員層のホンネ、(2)推進の実行を担う管理職層のホンネ、(3)推進のビジネス戦略化を担う経営層のホンネという三つの「ホンネ」から、単なる女性社員育成のトレーニングに止まらず、女性活躍推進をビジネス上の経営戦略として効果的に展開していくためのI&D組織開発アプローチを考察します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
弊社インパクトインターナショナルは英国本社を拠点に世界に18ヵ所のオフィスを持ち、50以上の国と地域でリーダーシップ開発プログラムを実施・運営してきました。女性が管理職やリーダーとして、持続的に能力を発揮し、組織を変革していくためには何が必要なのか。グローバルなプログラム展開を強みとするインパクトインターナショナルの30余年におよぶ人材育成経験を凝縮させ、女性リーダー育成プログラム「Flourish」を生み出しました。
「リーダーシップに関する気づきや学びが深く、実践的で業務に展開できる」と評される私たちの研修プログラム。その要素を講演、ワークショップで体験していただければと考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
女性活躍推進をビジネス戦略として取り組みたいとお考えの人事ご担当者や経営者はもちろん、I&D戦略にご興味がおありの方も、ぜひご参加ください。
- サラ フルヤ氏(さら ふるや)
- インパクトジャパン株式会社 女性活躍推進プログラム"Flourishプログラム" ディレクター
- 英国でのビジネス経験後、日本を拠点に日系・外資系企業の戦略コンサルタントおよびコーチとして活躍。11年~13年第一線で活躍する女性ネットワーク組織「FEW Japan」の代表に就任し、女性リーダーの活躍を支援。14年より「Flourishプログラム」ディレクター就任。在日歴15年。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。