講演者インタビュー
ダイレクトリクルーティングを成功に導く応募者情報マネジメントのポイントとは?
株式会社ジャパンジョブポスティングサービス シニアマネージャー
磯崎 幸一氏
人材獲得競争が激化する中、注目を集めるダイレクトリクルーティング。採用コストの削減や新たな層の母集団形成を目指してチャレンジを開始している企業も増加している一方、しっかりと戦略や準備を整えないと成果にはつながりません。500社以上の企業の戦略的な中途採用を支えるJPOSTINGがダイレクトリクルーティングを成功させていくための情報発信、および情報管理のポイントをお教えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
磯崎:“ダイレクトリクルーティング”ないしは“ダイレクトソーシング”と呼ばれている採用手法は、それ自体に特別な新規性があるわけではありません。米コンサルティングファームのマッキンゼーは10年以上も前に「The War for Talent」の中でその本質と必要性を訴えています。
そのような概念や手法が現在の日本でにわかに注目を集めているのは、急速な人材ニーズの回復により激化した競争環境の中で、これまで主要な役割を果たしてきた求人媒体や、人材紹介会社などによる従来のサービスを利用するだけでは、優秀な人材を確保することが困難になってきたからです。
特に、中途採用市場に関しては、過去数年間、中途採用をごく少数に絞ったり見合わせたりしていたためにノウハウが継承されず、十分な体制や戦略が整わない状態で、試行錯誤されている企業も多いのではないでしょうか。
今回のプレゼンテーションでは、激化する採用環境の中、他社との人材獲得競争に勝ち抜いていくために、ダイレクトリクルーティングを“自社が主体となって取り組む採用マーケテイング&プロセスマネジメント”と捉え、応募者とのコミュニケーションや管理手法に関する準備や体制作りをどのようにしていくべきか、独自のアンケート調査や事例を交えてお伝えします。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
磯崎:当社は1998年の創業以来「人と組織を直接的に結び付ける機会の提供」というテーマで、採用HPを情報の基点として企業が独自に募集情報を発信し、それに共感した応募者を幅広く受け入れ、適切な選考管理を行うためのお手伝いを続けてきました。
そうした点においては、時代に先だってダイレクトリクルーティングの重要性、必要性を訴えてきたといっても過言ではありません。これまで500社以上の企業にご利用いただいた経験を通じて培ってきたノウハウを、少しでも多くお伝えしていきたいと考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
磯崎:今回のプレゼンテーションは、以下のような方々を対象としています。
・ダイレクトリクルーティングに、これから取り組もうとされている中途採用ご担当者
・より効果的、効率的な採用活動を模索されている採用マネージャー
・自社の採用ホームページを有効に活用したいとお考えのご担当者
・新しく中途採用の担当になった方や中途採用を再開される企業のご担当者
当日は、当社の具体的なサービスのご紹介や売り込みは全く考えていません。あくまでも当社の考える“リクルーティングのこれから”を、日頃より真摯に採用活動に向き合われている皆さまと一緒に考えさせていただく場と捉えています。多くの皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。
- 磯崎幸一氏(いそざき こういち)
- 株式会社ジャパンジョブポスティングサービス シニアマネージャー
- 大学卒業後、障がい者、新卒、アルバイト採用支援の企画提案営業を経て、JPOSTINGに参加。中途採用におけるプロセス改善および採用マーケティングの企画提案営業を担当した後、商品企画リーダーとして中途採用管理支援パッケージ「JobSuite」をリリース。2014年より現職。中小企業診断士。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
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