7つの教育事例からじっくりひも解く!
これからの時代に必要な店長教育の在り方とは
株式会社SIS 代表取締役 店長の人材育成コンサルタント
齋藤 孝太氏
今、店長の教育に求められているのはどんなことでしょうか?お客様が求める価値が変わってきている現在、従来の企業・店舗運営にも変化が求められています。単に「売り買い」だけでない、お客様との新しい関係構築を思い浮かべ、教育をすることで、店長・スタッフの新しい成長が見えてきます。今回は実際に現場のアクションを変え、売上アップを実現した新しい店長教育の在り方を、弊社が行った7つの教育事例から紹介します。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
齋藤:今回の講演は、時間の限りたくさんの事例をじっくり紹介します。これからの時代の教育とは、店長とは、という概念的な話は、ほどほどにします。実際の店長教育の事例から、これからの時代に必要な店長の在り方を探っていくセミナーにします。
講演でお届けする店長教育の事例は、下記の通りです。
- 丸5日間の化粧品店の店長教育。お客様育成をテーマに、前半3日間で半年間の計画を立てていただき、半年間の実践後、2日のフォローセミナーを行いました。
- 3年間全15回セットのバイクショップの店長教育。生涯顧客数のアップをテーマに、3年間の店長教育をバイクショップオリジナルテキストで行いました。研修参加店の販売台数が大きく伸びました。
- 年間のPDCAを廻していくダイエットシップの店長教育
- 昨年対比110%を実現した写真店の店長教育
- ノウハウ提供、中間フォロー、完結版と、3回セットの新聞販売店向けの教育
- さまざまな業種の店長がいるショッピングセミナーの2年間の店長教育
- 経営理念の現場化をテーマにした3回セットの店長教育
お店の現場での一つひとつの活動がお客様の満足を左右する時代では、店長の成長の量がそのまま企業の成長の量になります。店長が成長した教育事例は、これから店長教育を見つめ直していく皆さんに、多いに参考になると思います。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
齋藤:私たちが携わる店長教育で一番大切にしていることは、論理の世界で終らせない、机上の空論にならないで、店長の現場の行動を変えることです。そのために3つのことを大切にしています。それがそのまま弊社の教育の特徴になります。
1つ目はお店で最も大事であり、王道であるテーマ「お客様育成・生涯顧客化・CRM」に重点的に取り組みます。目標設定・チームワーク・データベース等には取組んでいますが、すべてはお客様育成を進めるための補完的な手段と位置づけてお届けしています。
2つ目は、対象者を店長に限定しています。お店を一番変える力があるのは店長だからです。
3つ目は、セミナーで計画を立ててもらい、現場に帰ってチームで実践、セミナーでみんなで振り返りを行い、再び計画を立てることで、行動を変える、PDCAを廻していきます。新しい行動のハードルを下げるがために、業種オリジナルテキストで進めています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
齋藤:ぜひ、こんな想いを思っている皆さんにご参加いただきたいです。
- 今よりも店長にお客様、固定客を増やしてもらいたい人
- 今実施している店長教育が予定調和になっていると感じている人
- 新しい店長教育を模索している人
- もっと店長に成長して欲しいと考えいる人
- 実際に現場の店長の行動を変えていく教育をしたい人
- 成果の出る教育に興味がある人
- 自分の会社・お店ならではのオリジナル教育をしていきたい人
会場でお待ちしています。教育事例をたくさん紹介しますので、きっと今後の店長教育の参考になると思います。新しい視点で店長教育を考えるキッカケをお届けします。
- 株式会社SIS
代表取締役
店長の人材育成コンサルタント - 齋藤孝太氏(さいとう・こうた)
- 大学卒業後、広告代理店、店舗マニュアル作成・販売促進の企画会社、コンサルティング会社を経て、2004年9月独立。店舗系ビジネス(専門店・SC・サービス業等)向けに、お客様育成/CRMをテーマにした店長向け教育・研修を実施。 独立後の受講人数は延べ7700人を超え、年間で教育・研修を80日以上実施。