人・組織の課題解決策を体系的に学ぶ、日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2021-春-」 
2021年5月18日(火)・19日(水)・20日(木)・21日(金)・25日(火)・26日(水)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会
[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2021-春-」トップ講演者インタビュー> 佐々木 裕子氏(株式会社リクシス 代表取締役社長 CEO)インタビュー

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「仕事と介護」はダイバーシティ推進の次の波~2025年問題とエイジングリテラシー

佐々木 裕子氏 photo

株式会社リクシス 代表取締役社長 CEO

佐々木 裕子氏

女性活躍、働き方改革、無意識バイアス。過去数年振り返っても、ダイバーシティ施策の焦点は急速に進化してきました。今やサステナブル経営が叫ばれる中、2025年には人口ボリュームゾーンの団塊世代が後期高齢者に突入します。本講演では、仕事と介護の両立が「当たり前」化する次の数年を見据えた施策の肝について、8000名の従業員データと医療・介護のプロの知見と共に徹底解説します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

「仕事と介護の両立支援」は、多様性推進の一つとして多くの企業が長年施策を講じてきました。決して新しくはないテーマですが、介護に直面している社員の実態が把握しにくく、施策効果が測りにくい人事領域と言われています。
実際、「介護が始まったら人事に相談する」と答える従業員割合は約半分(弊社調べ)。リクルートワークス研究所の最新論文では、既存の「介護支援制度」がむしろ両立負担を上げる方向に作用してきた可能性があるという分析が出ています。

 団塊世代が後期高齢者ゾーンに突入する「2025年問題」が目前に迫る今、次の20年のサステナブル経営に向けて、この課題との向き合い方を再整理するタイミングに来ているのかもしれません。改めて「仕事と介護の両立支援」方針を整理したい企業様、把握しにくい従業員の介護実態データを踏まえた先進企業事例を知りたい企業様、ぜひご参加ください。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

多くの企業が事業モデル変革を余儀なくされ、従業員の働き方・価値観も劇的に変化した2020年。ここから先の20年は、「従業員の自律性とウェルビーイング」を確保し、多様な個の力を総合的に発揮できるかが、サステナブル経営の焦点になるでしょう。

もう一つの大きな構造変化が、「高齢化」です。超高齢社会先進国である日本では、2025年に人口最大のボリュームゾーンである「団塊の世代」がいよいよ後期高齢者層に突入します。弊社の調査結果では、3年以内に介護との両立が迫っているにも関わらず、両立準備が進んでいない従業員の割合は約3割。多くの従業員が「介護が始まっても通常通り働き続けたい」と考えているのに、7割以上が「介護が始まったら仕事を続けられない、わからない」と答えているのが実態です。

今後20年のサステナブル経営のためには、「介護期間に休むことで離職を防ぐ」ではなく、「介護中でも働き続け、パフォーマンスを落とさない」という仕事と介護の両立方法の実現が鍵となります。本講演では、今後20年の人口構造変化を確認しつつ、8000名を超える企業従業員データをもとに、「普通に仕事を続ける両立実現」に向け、どのような施策をどのターゲットに講じていくべきか、最新企業事例を交えて具体的・実践的に深堀りします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

企業人事の多様性推進の「焦点」は、これまでも従業員に占める対象者の割合が「閾値」を超えることによって変わってきました。企業の女性採用比率が増え、共働き家庭比率が閾値を超えることにより「育児両立支援」「男性育休」「働き方改革」が焦点となり、採用した女性が経験を積み上げていくにつれて「女性管理職比率」が焦点となる、という具合です。今後20年で閾値を超える現象は、間違いなく「超高齢化」です。人事の皆さまとともに「仕事と介護の両立支援策」の議論を通じて、超高齢社会も豊かな世の中である、というモデルを、日本から創出したいと考えています。

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講演者プロフィール
佐々木 裕子氏(ささき ひろこ)
株式会社リクシス 代表取締役社長 CEO
東京大学法学部卒。日本銀行を経て、マッキンゼーアンドカンパニーでアソシエイトパートナーを務める。その後株式会社チェンジウェーブを立ち上げ、2016年に株式会社リクシスを創業。子育てに加え、自身の両親の介護も始まり、多様性推進の目的と現実を理解しながら、画期的な仕事と介護の両立支援の在り方を定義する。

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