株式会社ソフィア オペレーションデザイン事業部 コンサルタント
幾田 一輝氏
人材確保が難しいなか、社員教育・能力開発は、企業にとって大きな課題ですが、多種多様な働き方・キャリア開発が求められる時代となり、従来型の手法では対応が難しいのが現状です。今後は、ITツールを活用しながら、業務に必要なスキルや知識を効果的に学習できる仕組みをデザインする必要があります。本講演では、人材開発におけるDXの進め方を実際の事例を交えながらご紹介いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演では、以下のような課題をお持ちの方々のご参加をお待ちしております。
・受け身の社員が多く、自発的に学んだり、勉強に取り組んだりすることが少ない
・教育担当者の人手が不足しており、十分に手が回らない
・教育ノウハウを持っている社員が限定されており育成にばらつきがある
・テレワークになり、既存の教育スキームが機能していない
・人材領域でITツールの活用をして行きたいが、どうしたらいいのかわからない
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
就労人口の減少により人材確保が難しいなか、人材開発への注力が重要視されていますが、教育担当者の人手不足や業務負荷から、思うように取り組めていない企業が多いのが現状です。
昨今叫ばれている「自律的人財の育成」の実現には、従業員が「学びたい」と動機付けされ、学んだことを効果的に仕事に生かせるような学習機会の提供が必要です。
そのためには、「集合研修だけでない、学習に関わるさまざまな機会・接点」、「その時々の受講者の心理・状況」、「受講者を取り巻く人々との関係性」など、さまざまな要素を加味した上で全体的な設計が必要です。
とはいえ、人材開発の担当者が、受講者一人ひとりの状況を把握し、人材開発に関わるすべての関係者を束ねながら施策を推進するには膨大な時間と人手がかかります。
そこで、ITツールの出番です。人材開発の領域でもITツールを活用しながら施策を推進することで人手不足や業務負荷など人材開発の担当者が抱えている課題を解決できます。もちろん、ITツールを導入しただけでは、従業員が効果的に仕事に生かせるような学習機会を提供したことにはならないため、その上で、従業員に向けた学習機会をどう設計するべきなのかを考えていきます。
今回は、人材開発におけるITツールの活用方法と、集合研修・OJTなどすべての学習接点を活用した従業員の学習デザインについて、実際の事例を交えながらご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今お持ちの課題や、困っていることなどを整理した上で、実際の現場を思い浮かべながら聞いていただけると、今後取り組むべきことがより明確になるのではないかと思っています。
50分という限られた時間ですが、少しでも有益な情報を届けられるよう、重要なポイントに絞ってお話しします。
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