株式会社ミライバ ディレクター
岩崎 真也氏
様々な想定外が起き続ける激しい変化、リモートワーク組と出社組の混在など、チームマネジメントの難しさが高まり続けています。緊急な仕事に追われて重要なことが後手になり、ますます機能しなくなる状態も散見されます。このような先行き不透明な時代にチームのベクトルを一致させ、メンバーの持てる力を最大限引き出すマネジメントリテラシーとは何か? についてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
これまで以上に先行きが見通せない環境で、次から次へと発生する「緊急かつ重要」な事態への対応を迫られ、目の前の仕事をこなすことで手一杯の状態という組織が、ますます増えているように感じています。加えて、リモートワークが進んでチームマネジメントも難しくなっています。とくに、「リモート組」と「出社組」が混在すると、マネジメントはさらに難しくなります。このままでは、チームマネジメントがうまく機能している組織とそうでない組織の“二極化”がますます加速するのではないか?私たちは、このような危機感を感じています。
その一方で、チームを機能させることの重要性も高まり続けています。本質的な変革やイノベーションを起こしていくためには、既存の組織の枠を超え、共通のビジョンや目的でつながった“チーム”をつくる必要があります。
このような時代に求められるチームづくりやチームマネジメントの新しい「リテラシー」に関心のある方にお伝えしたい内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
まずは、このまま進んでいくとチームマネジメントに何が起こりうるのか?という点について明らかにしていきます。現状、多くのマネジャーがチームで起きている問題を断片的にしか捉えられていません。例えば、リモートワークによりコミュニケーションの機会が減ったことに対する解決策をたずねると、多くの方から「なるべく会話の頻度を高めます」「意識的に“雑談”しようと思います」という答えが返ってきます。しかし、単にコミュニケーションの「量」を増やしただけで、問題は解決するのでしょうか?
この量で解決するという発想には限界が来ていると感じています。ちょっとした雑談や飲み会の場なども含め、個人の背景や気持ちをじっくりと話し合う時間は取りにくくなっています。そして、企業が目指すゴールやそこに至る道筋も明確でない状況です。このように正解がなく先が見えない状態で、かつ限られた時間でチームのベクトルを合わせていくためには構造的な「対話のしくみ」が必要です。
今回の講演では、このような問題意識を共有するとともに、これからのチームマネジメントに求められる考え方をお伝えします。その上で、チームのベクトルを合わせて対話するための構造を「誰もが使いこなせるメソッド」にして提示します。チームミーティングから1on1にまで活用できる汎用性の高いものになっていると自負しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
先行き不透明な時代だからこそ、私たちは「可能性の未来」に向かってベクトルが一致した“チーム”を一つでも増やしたいと思っています。ここでのチームとは組織内の「課」や「部」などももちろん含みますが、組織や企業の枠組みを超え、ビジョンと目的を共有してつながる未来型のチームや組織も含んでいます。
一人ひとりが持っている素晴らしい力や「思い」を最大限発揮でき、一人では達成できない大きな目的やビジョンに貢献できているという喜びに満ちたチームをつくっていきたいと考えています。チーム、組織、会社をより良くしたいとお考えの方、ぜひご参加ください。
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