株式会社エスプールプラス 障がい者雇用支援グループ チーフ
酒井 健行氏
障害者雇用促進法改正や納付金拡大の議論の展開など、障がい者雇用の環境は急激に変わってきております。そんな中でも、障がい者だけでなく、会社全体にメリットがある障がい者雇用を実現できている企業があります。本講演では、パナソニックエイジフリー様をゲストにお招きし、環境に左右されることなく会社全体の幸せを実現する障がい者雇用や人材活用の取り組みについてご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
●障がい者雇用をこれから始める経営者/人事責任者/人事担当者
●今後、どのように障がい者雇用を拡大すべきか考えている経営者/人事責任者/人事担当者
●社内に、知的障がいや精神障がいがある方に適した「常時ある業務」の創出が難しいと感じている方
●社内において、障がいがある方へのフォロー体制が万全ではないと感じている方
●短期・中期での障がい者雇用率未達成を 解決したいが、数合わせ的な雇用はしたくないと考えている方
●従業員の健康増進に関して、検討を進めている方
●障がい者雇用に取り組む中で、社内においての障がい者雇用理解、取り組みを拡大させたいと考えている方
●SDGsやCSRなど、対外的にもポジティブに発表できる障がい者雇用施策を進めたい方
●現状把握から今後の障がい者雇用の流れを予測し、戦略を考えたい方
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
2021年3月1日に障がい者の法定雇用率が2.3%へ上がりました。また雇用率を満たさない場合に払う納付金についても、対象拡大に関する議論が進み、今年6月に方向性が出る予定です。
こうした社会背景もあり、障がい者雇用の取り組みは、どうしても「雇用率」や「納付金」に追われてしまう傾向があります。本講演は、今一度、法の理念や社会全体の流れから障がい者雇用を理解し、今後どのような方針で、何をしていくべきかを検討するきっかけになると思います。
弊社では、農業を通じた障がい者雇用をご提供させていただいており、日本全国から多種多様な業界350社以上の企業様のサポートをしており、従業員規模も70名~10万人以上までとさまざまです。今では2,000名を超える障がいがある方が就職を実現しております。
IT化の進展、そしてコロナ禍での在宅勤務の普及により、障がいがある方に任されていた社内の定型業務が減っています。この流れを受け、障がい者雇用専門の特例子会社も農業分野に参入しています。農業分野に進出する企業は毎年増加し、今では全体の10%以上にまで増えています。
本講演では、11年前に農業型の障がい者雇用を初めて行った弊社と、そのサービス利用企業であるパナソニックエイジフリー社から事例を発表。トークセッションを交え、障がい者雇用への想いや苦労、取り組みを通じて新たに生まれた価値などをお届けいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
エスプールグループは、「社会課題をビジネスの力で解決する」ことを共通テーマとして事業を推進しています。技術やノウハウなどをお持ちのシニアの就職支援、女性活躍を推進、フリーターの方や派遣の方を支援する事業などを通じて社会課題の解決に取り組んでおります。
昨年は「子どもたちに持続可能な未来を約束できる社会をつくる」をミッションにカーボンオフセット事業も開始しました。
SDGs、CSRや、ESG投資など、このような分野は、世界的に注目が増す一方です。
その部分を捉えながら、企業様とともに社会を創っていけるよう精進をして参りたいと考えております。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
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