人・組織の課題解決策を体系的に学ぶ、日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2021-春-」 
2021年5月18日(火)・19日(水)・20日(木)・21日(金)・25日(火)・26日(水)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会
[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2021-春-」トップ 講演者インタビュー 須古 勝志氏(株式会社レイル 代表取締役社長)インタビュー

講演者インタビュー一覧

失敗しない次世代リーダーの「抜擢と育成」ーHRデータを活用した科学的分析手法とはー

須古 勝志氏 photo

株式会社レイル 代表取締役社長

須古 勝志氏

次世代幹部候補の選抜・育成に課題はありませんか? 選抜に偏りや漏れがあったり、候補者がその後失速してしまうケースが増えています。この原因は、育成体系の設計手法もさることながら、採用や選抜の基準が正しくないという事例が多いのです。本講演では、高度にHRデータを活用することで、採用、配置、抜擢、育成を、科学的視点から成功させる手法についてお話しをさせていただきます。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

採用、配置、抜てき、育成において、業績向上を目指せるように改革しなければいけない。そのために科学的手法がどれほど有効なのか知りたいという方向けの内容です。

業績向上を目的とする場合、業績にヒットする行動が何なのかを炙り出し、その行動を開発する必要があります。そしてそれは、その行動を発揮できる個々の活躍可能性を高精度に予測(数値化)して、採用時の厳選、適正な配置、次世代幹部候補の選抜がうまくいっていることが前提となります。

この前提が必要な理由は、人の行動は特性・動機などの内面を土台として発揮されるからです。このため、残念ながら、求める行動に対する内面の適合性が低い人の場合、その人の行動を変容させるのは、不可能ではないものの膨大な時間とコストがかかります。

本講演では、高精度に人と組織を双方向でアセスメントできるツールを用いて、これらの課題を解決する手法についてお話いたします。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

本講演では、三つのポイントについてお話したいと思います。

(1)科学的背景
人の行動はどこから生まれ、何によって促進・抑制されているのかについて

(2)「自社基準型」の特性アセスメント
一般的優秀人財が自社でも優秀とは限りません。自社にとっての優秀人財であるのかどうかを見極めるためには、標準型ではなく自社基準型のアセスメントを用いるべきであることについて

(3)HRプロファイル(データ)を活用したタレントマネジメント
事例を基に、HRデータから何を見極めて、採用、配置、抜擢、育成体系設計をしていけば良いのかについて

また、ベースとなる考え方として、以下についてもお話できればと思います。

・HRプロファイリングは「科学的手法」であり、採用厳選、適正配置、抜擢、育成などのタレントマネジメントを成功させるためにあります。
・タレントマネジメントの成功は「人財開発」分野の成功ですが、これは「組織開発」分野の「組織変革」を実現することにつながります。
・よって、目的である「業績向上」へとつながっていきます。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

2020年、著書『HRプロファイリング』(日本経済新聞出版)を出版し、「今の課題を解決するには科学的手法が必要だとわかった」という声を数多くいただきました。

また、多くの皆さまが、科学的視点(再現性と実証性の繰り返しての確認)を正しく持たれて、「HRBP」という新たなポジションの確立により、経営陣や事業部責任者をHRの観点から支援していこうとされていることにも気づかされました。

今回の講演では、そのような方々に少しでもお役に立てられるよう、実際の導入事例をベースにお話をしていきたいと思います。

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講演者プロフィール
須古 勝志氏(すこ かつし)
株式会社レイル 代表取締役社長
テスト理論、テスト開発、心理統計学、e-Learningシステム開発、各種検定試験の設計に精通。また、人事コンサル等の経験も豊富。人と組織の「適合性」を確かな制度で数値化するアセスメントツール「MARCO POLO」設計者。著書『HRプロファイリング』(日本経済新聞出版/2020年)

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