定年後研究所特任研究員/日本FP協会 特別顧問
得丸 英司氏
難易度が高いといわれるミドルシニア社員の「自律的キャリア形成」の推進。社内の人材開発部門にキャリア支援チームを設置し、この命題に取組んでいる日本生命保険相互会社は、「グッドキャリア企業アワード2019」で厚生労働大臣表彰を受賞しました。定年後研究所が、キャリア支援施策を通じてミドルシニア社員のポジティブマインドセットに取組む同社を徹底取材しお伝えします。(協賛/株式会社星和ビジネスリンク)
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
「ニューノーマル=新しい働き方」を模索してはいるが、新制度や支援策の「受け手」となる従業員自身は
「気づき」「意識を変える」ことができるのだろうか。
政府も推奨する「従業員に対する自律的キャリア形成支援の推進」は、確かに目の前の課題であるが、
いったい何から取組んだらいいのかわからない。
とりわけ中高年層においては、「70歳までの就業機会確保措置」を具体的にワークさせなければならない。
従来のような「一律的な制度」だけでは乗り越えられないのではないかといった懸念に対して、
どのように対峙したらいいのだろうか。
このような「ポストコロナ時代」ならではの課題意識をお持ちの企業人事ご担当者様にとりまして、
本講演は解決策発見の一助になるものと考えております。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
昨年来、定年後研究所がニッセイ基礎研究所と共同で調査・研究を重ねてきました。
「ポストコロナ時代の従業員との向き合い方」などのデータをベースに、
従業員の自律をサポートするためのポイントについてお伝えいたします。
とくに、意識・行動の変容をリードし難いと言われる中高年層についての知見は、
定年後研究所ならではのものがあります。
また、今回は「先行取組事例」として、
日本生命保険相互会社・人材開発部・キャリア支援課長、松本和信氏に登壇いただき、同社のキャリア形成支援の現場情報を伺います。
同社は、人材育成を経営基盤の一つに位置づけ、
“個”有の強みの獲得に向けた多彩な能力開発メニューを提供していることが評価され、厚生労働省が実施する「グッドキャリア企業アワード2019」において厚生労働大臣表彰を受賞しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
定年後研究所は、主に中高年社員の活性化・戦力化といった課題解決に直面しておられる企業人事部門のご支援に取組んでまいりましたが、従業員自身の「自律性促進策」の必要性は、中高年社員に限定されたものではないと考えます。
今回、定年後研究所(総合監修)と株式会社星和ビジネスリンクが協同開発した「自律促進教材(キャリア羅針盤®)」の実験実施結果などの具体例をお示しできることになりました。
事例に基づいた解決策を皆さまにご紹介できることは、当研究所にとっても大変喜ばしいことと思っております。当日はどうぞよろしくお願いいたします。
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