港屋株式会社 代表取締役
五島 希里氏
コロナ禍で増えたリモートワークにより、突然求められるようになったセルフマネジメント。在宅のメリットもある一方で、これまでに加え、更にモチベーションとの付き合い方が難しくなっています。管理職は今、どのような関わりをすべきでしょうか? 本講演では、コーチ歴10年以上のプロコーチが、離れていてもオンラインで活かせるモチベーションマネジメントの視点をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
今回の講演では、人事の皆さまはもちろん、経営者や管理職の皆さま向けに、リモートワークに必要な「マネジメントの三つの視点」をお伝えします。
いま聞こえてくるのは、セルフマネジメントをしながら一人で働かなければならない孤独感、オンとオフの切り替えの難しさ、自宅で集中しつづけることの困難さなどです。それに加えて、複業も許容されつつあり、個々のモチベーションがさまざまな世界に向きやすくなったことで、目の前の仕事に取り組む意味が揺らぎやすくなっています。
離れた場所にいる同僚やメンバーが、リモートであっても組織やチームの目標達成に向けて、その人らしく主体的に仕事ができるようにするために、管理職にできることは何でしょうか。
本講演はリモート環境で必要なマネジメントの視点を前提としていますが、コーチングスキルをベースとしているため、まだリモートワークを導入されていない企業の方にもご活用いただける内容となっています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私たちは、コーチングスキルをリモートワーク環境下のマネジメントに特化して、三つの視点から独自に体系化しました。
今回は、日本のマネジメント領域にコーチングが取り入れられ始めたころからコーチを務めてきた、株式会社Uコーチングの宇都宮コーチとともに登壇いたします。
私は10年以上、コーチングを活用した組織開発に携わってきましたが、かねてよりテーマとしてあがりやすかった「次世代リーダーの育成」「組織文化の醸成」「主体的な社員の育成」「中間管理職のマネジメント力強化」などに加えて、「リモートワークならではの不安や孤独感」「モチベーション・マネジメントのむずかしさ」を訴える声が聞こえてくるようになりました。
私自身も海外にいるメンバーと協働しており、コーチングスキルを応用することでチームの一体感を作っています。
そこで、これまで一部上場企業や中小企業、スタートアップ企業など、さまざまな組織の経営者や管理職の皆さまにご紹介してきたコーチングスキルを、リモートワークの環境下でも活かせるように、簡単な工夫例を交えて三つの視点からご紹介いたします。
もちろん対面でも活用できるコンテンツですので、ご自身や管理職の皆さまの置かれた環境と照らし合わせながら、明日から使える情報をお持ち帰りください!
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
コーチングの考え方や工夫例、スキルは、漠然と聞いて覚えて使えるものではなく、自転車に乗るのと同じように「実際にやってみる」試行錯誤の繰り返しを通して上達します。
ご参加される皆さまは、日ごろ関係のあるご自身の部下やメンバーなどを具体的に思い浮かべながら、その人に対して使ってみるつもりでぜひ聞いてみてください。
講演の最後には、質疑応答の時間も設けています。聞いてみたいこともぜひ、メモしながらお聞きいただけたら幸いです。
変化の多い時代に、組織やチームで頑張る一人ひとりの力を、少しでも多く発揮していただける環境づくりに、一緒に取り組んでいきましょう!
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