株式会社インヴィニオクロス 代表取締役社長
畑 俊彰氏
近年、日本の人事領域でも、HRテクノロジーの導入が進む一方で、うまく活用しきれていないケースも多く見受けられます。本講演では、HRテクノロジーの中でも、ピープルマネジメント領域に特化したテクノロジーの実例をもとに、「組織がHRテックを導入することで、ピープルマネジメントはどのように変わっていくのか」という問いに対するヒントを抽出していきます。(協賛/株式会社インヴィニオ)
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
「企業を取り巻く経営環境・事業環境の変化」や「キャリアの見えない時代の中で、将来に悩む社員の増加」、「個人の幸福感、仕事観の変化と多様化」、「テレワークによるコミュニケーション機会の減少」など、事業を取り巻く環境と働き方が同時に大きく変わる今、現場における日常的な上司・部下のコミュニケーションの重要性と難易度が急激に高まっています。
しかし、多くの企業において、上司・部下のコミュニケーションについては、上司自身のマネジメントスキルに依存しているのが実態です。事業や組織のマネジメントが非常に難しくなっている中、経営・人事として、マネジャー、そしてその先にいるチームに対して、果たしてどんな支援ができるだろうか。
このような問題意識をお持ちの方に、マネジメント強化・支援のためのHRテクノロジーサービス「KAKEAI」を題材に、テクノロジーを活用したマネジメント支援のヒントを抽出・ご提供したいと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
不確実性が高く環境変化が激しい今、組織の要となるミドルマネジャーの果たす役割がこれまで以上に重要になっています。しかし、多くの企業において、ミドルマネジャーは、「上からの指示をさばくのに精一杯」「新しいことにチャレンジする余裕がない」「メンバー育成に時間を割く余裕がない」など、立ち止まる余裕もなく、目の前の課題をこなすのに精一杯なのが実状です。
そんな管理職であるマネジャーの姿を見て、マネジャーを目指す社員は年々減り、優秀な社員から組織を離れるという状況が至るところで起きています。組織の最前線で孤軍奮闘するミドルマネジャー、そして組織に対して、果たして私たち人事は、そして経営は、どんな支援ができるのでしょうか。その答えは、これまでのような「研修」なのでしょうか。これが私達の中にある問題意識です。
本講演ーでは、日本企業で初めて世界のHRテクノロジースタートアップ30社に選出され、さらにアジア最大級のHRテクノロジーカンファレンス「HRM Asia2020」でエンゲージメント向上部門SILVER受賞するなど、国内外から大きな注目を集めるマネジメント強化・支援のためのHRテクノロジーサービス「KAKEAI」社の本田社長にもご登壇いただき、企業におけるこれからのマネジメント支援のあり方について一緒に考えていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「テクノロジーを用いた、個人力に依存しないピープルマネジメントの実現」。
これが、今回ご紹介するソリューションのキーコンセプトです。マネジメント強化・支援ツール「KAKEAI」は、既に多くの企業で導入が進んでおり、導入企業からもさまざまな喜びの声をいただいています。
属人的で、ブラックボックス化しがちなマネジメントのあり方を、今こそ見直すべきではないか。経営・人事として、現場の最前線で孤軍奮闘するマネジャーに対して、果たしてどんな支援ができるだろうか。そんな問題意識をお持ちの経営・人事の皆さまに、是非ご参加いただければ幸いです。
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