株式会社履修データセンター 代表取締役/NPO法人DSS 代表理事
辻 太一朗氏
22卒生15万人の履修データを利用し有名校GPA上位5%の学生へのヒアリングを実施。そこからGPA上位者に共通するタイプが見えてきました。大学の急速な変化が学生の行動にどのような変化を与えているのかをデータとヒアリング調査を基に解説。また、富士通の採用責任者との対談を通して、学業行動と求める学生の相関、入社後の活躍との関連を調査結果と企業の実感から考えます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
下記のような課題をお持ちになっている、新卒採用担当の方々を対象としています。
効率的な新卒採用を行いたい
成績表を取得しているが、活用できていない
面接のスキルを高めたい
欲しい人材をきちんと見極めたい
採用業務を効率化したい
次世代を担う人材を採用したい
多面的な人材を採用したい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
22卒就活生15万人の履修データから、有名大学(MARCHなど)のGPA上位者100人に個別面談を実施することで分かった、最新の事実をご説明します。大学の変化が学生の学業行動に変化を与え、それによってGPAと企業の求める人材との相関が変化してきています。面談者は当社の辻、人材研究所の曽和氏など、面接の専門家が担当しています。企業の求める人材と面接を熟知したメンバーのヒアリングだからこそ明確になってきた、最新の事実を報告解説します。
また本講演では、全従業員の「ジョブ型」への推進など先進的な変革をすすめている富士通の新卒採用責任者との対談を通じて、実際の採用現場で感じる変化と、調査から見えてきた現状を整理分析します。日本では多くの企業が採用においてGPAに関心は寄せられてきませんでした。しかし、大学の急激な変化が学生の行動に大きな変化を与えています。同時に急激な社会変化から企業にとっても欲しい人材像が変化しています。学業での行動、学業の成果と企業の求める人物は、どのように関係するのか。そして、実際の採用場面で「学業での成果」をどうとらえるべきかを考える機会になります。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人事の皆さんの多くが「大学生のときに勉強しなかった」「私が成長したのはアルバイトのおかげだ」といったように、ご自身の大学時代を基に学生を評価されることが多いように思います。しかし一度「自分の大学時代の経験」を完全に取り払って、「今の大学環境」から想像することが重要だと思います。
本講演が、自分の大学時代と比較しないで事実や環境を知り、今後を想像する際の役に立つことができれば喜ばしいです。
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