ジャンプ株式会社 クライアントパートナー/JCDA認定キャリア・デベロップメント・アドバイザー
林田 宏基氏
新型コロナウイルスが未だ猛威を振るう中、変化するライフスタイルやワークスタイル同様、採用活動も「オンライン採用」というニューノーマルに急速に移行しつつあります。本講演では、多くの企業でインターンシップのオンライン化を支援してきた実績に基づいて、オンライン上で競合との違いを打ち出し、学生の心を掴むためのインターンシップ設計における基本と応用を具体的に解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
2020年初頭からこの1年ほどの採用活動を振り返ってみると、「新型コロナウイルスに振り回された」という印象しか残っていない人事の方が大多数なのではないかと思います。
そうした中、試行錯誤しながらも、オンライン採用に関するナレッジを蓄積できた企業もあると思いますが、オンライン採用での勝ちパターンを確立できた、とまで言える企業はごく一部に留まるのではないでしょうか。それは、各種調査結果やヒアリングなどで、オンライン採用に手応えを感じている企業が非常に少ないという事実からも、うかがうことができます。
現在、採用活動の主戦場はインターンシップです。他社との違いを出しにくいと言われるオンライン上で、どうすれば求職者の心をつかみ、採用成果につながるインターンシップを設計・運営することができるのか。
本講演では、そのヒントとなる基本的な考えから応用まで、具体的にご紹介したいと思っています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社はこれまでも、さまざまな企業に対してインターンシップの設計・運営を支援してきました。この1年は従来以上に多くの企業からご相談をいただき、既存のインターンプログラムのオンライン最適化や、オンラインプログラムの新規開発、そして当日運営サポートまで、オンライン上でのインターンシップ全般に関わる支援実績を蓄積してきました。
そうした中で、私たちが確信したことがあります。それは、多くの企業にとって、直近の採用活動における主要な悩みはオンラインインターンシップに関するものであること、そして、従来の採用手法を単純にオンラインに置き換えるだけでは失敗する、ということです。
では、どうすれば採用成果に近づくことができるのか。それは「目的」に立ち返ることがポイントではないかと考えています。インターンシップを実施すること自体は、あくまで手段に過ぎません。貴社は何のためにインターンシップを実施するのでしょうか? 貴社の採用戦略とはどのようなものでしょうか?
このような問いに対して、当社が有するインターンシップの設計・運営に関するメソッドはもちろん、独自の採用戦略立案フレームワークを駆使することで、付け焼刃ではないオンライン採用の実現につなげていただけると考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回のテーマは、一言で表現すると「オンラインインターンシップ」になりますが、全体感をもってこのテーマを掘り下げていくと、その取り組みは「新しい採用活動をデザインする」ことに他ならないと考えています。
皆さまには、「採用活動をオンライン仕様にする」という対症療法ではなく、「オンライン化をきっかけとして採用活動を抜本的に革新する」という本質的な志向を持って臨んでいただければ、とてもうれしく思います。
内発的な動機を持った、これからの採用活動を変えていく気概のある皆さまと、当日お会いできることを楽しみにしています。
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