EQIQ株式会社(Attuned運営会社) 創業者 CEO
Casey Wahl氏
物理的に異なる場所で仕事を行う上で、「自律的な従業員の育成」「組織や従業員の生産性向上」は重要なポイントです。多様な働き方の中で組織を強くする方法の1つに「支援型リーダーの育成」があります。本講演では慶應義塾大学特任教授 小杉俊哉氏をお招きし、支援型リーダー育成の鍵となる「内発的動機の見える化」について、ドワンゴ様、米海軍様など国内外の先進事例を交えて議論いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
コロナ禍によって在宅勤務も増え、社内のコミュニケーションの質が落ちており、部下をよく理解する時間が減っていると社内から声はあがっていませんか。
今、求められる社員の重要な資質のひとつは自律、そしてリーダーは支援型のリーダーシップです。「在宅環境によって圧倒的に業務効率が上がったというマネージャー」も少数ながら存在しています。在宅で業務効率が上がるマネージャーを読み解くヒントは、支援型リーダーシップにあると思います。
支援型リーダーとは何か? なぜ今求められているのか?
メンバーを適切にリードしマネジメントしていくうえで大切なことは何か?
コミュニケーション不足を強いられる状況下でも、相互理解を深めてメンバーの強みを組み合わせ、生産性を上げていくツールはないのか?
このような問題意識をお持ちの人事、事業部の方にぜひ聞いていただきたいと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
<自律型・支援型リーダー育成の鍵は「内発的動機の見える化」>
慶応大では300名の大教室が常に満席となる「リーダーシップ論」講師の小杉俊哉先生にご登壇いただき、今求められているリーダーシップである自律・支援型リーダー育成についてお話をうかがいます。
特にオンラインでの業務が進むにつれてより強く感じることですが、“業務マネジメント”中心だったこれまでのマネジメントに対して、関係性の質向上など“人のマネジメント”の重要性が増しています。その鍵となるのが、「内発的動機」への理解です。
<ドワンゴ様、米海軍でのお取り組み事例>
これまで人の内発的動機を知るにはとても長い時間を一緒に過ごす必要がありましたが、Attunedを使えば一瞬で内発的動機の見える化ができます。
自律的で生産性の高い職場づくりを推進しているドワンゴ様、心理的安全性向上に取り組む 米海軍のエースパイロット部隊でのプロジェクトなど、Attunedがご支援している国内外の先進企業での内発的動機を活用した取り組みをご紹介いたします。また先日参加した米国の人事カンファレンスでの、会社文化への注目や心理的安全性への取り組みなど米国での最新状況をあわせてお伝えできればと思います。
最後に両名で、オンライン・オフラインにかかわらず、支援型リーダーシップが発揮されるための環境づくりの課題を議論します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日々、顧客と向き合うセールスをはじめとして、企業に勤める方は、いかにお客さまにモチベーション高く自社製品を使ってもらえるのか、日々お考になっていると思います。
私は、それと同じように社員にも接するべきだと思います。従業員の主要な関心がどこにあり、何を押してあげればモチベーションが向上するのか。チームのメンバーをよく知り、強みを組み合わせる。これが、社員一人ひとりの自己実現を目指す「支援型リーダーシップ」を実践する第一歩だと思います。
エンゲージメントを高めるためには、単に職場に満足しているかを問うだけでは不十分で、個々に異なる内発的動機の充足度を見ていくことが必要だと考えます。
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