人・組織の課題解決策を体系的に学ぶ、日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2021-春-」 
2021年5月18日(火)・19日(水)・20日(木)・21日(金)・25日(火)・26日(水)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会
[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2021-春-」トップ 講演者インタビュー 楠本 和矢氏(HR Design Lab. 代表/株式会社博報堂コンサルティング 執行役員)インタビュー

講演者インタビュー一覧

今こそ考えたい「企業文化」の共有
リモートワーク環境でいかに維持し浸透させるのか

楠本 和矢氏 photo

HR Design Lab. 代表/株式会社博報堂コンサルティング 執行役員

楠本 和矢氏

企業が発展していく上で従業員に企業文化を浸透させることは重要ですが、リモートワークが続く中、どうすれば実現できるのでしょうか。本講演では現在、完全リモートワークで事業を展開しているFacebook Japan、エンタメ業界特有の働き方を改革したユニバーサルミュージックが登壇。それぞれの企業文化を紹介した上で、リモートワークの中で企業文化をいかに浸透させるのかを議論します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

在宅ワークがスタンダードとなる中で、多くの企業が課題を感じはじめているのが、社員を束ねるための組織の「求心力」です。
さまざまなツールの普及もあり、在宅で「業務自体をこなせる」ことは理解され、「在宅ワークメインでも意外と生産性に問題はない」という認識が広がりました。しかし、皆さまもお気付きかと思いますが、そこからは大事な視点が抜け落ちています。それは「組織への帰属意識を感じさせる」ということです。本講演は、そのような問題意識をお持ちの方にご参加頂きたく考えております。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

在宅ワークでは、日中のほとんどの時間を、PCを介した直接的な業務に費やすことになります。社員と組織の接点は、職務や待遇、上司とのコミュニケーションなどに限定されます。その他に組織を評価できるものが「見えない」ため、その部分に不満が出ると、あっという間に離職の可能性が高まります。しかし、これらの衛生要因が完璧と言い切れる企業はほぼなく、多少なりとも不満を持たれるのが当たり前です。

今まで従業員のエンゲージメントに問題がなかったのは、組織が有する価値観への共感や、尊敬できる人物の存在、コミュニティへの帰属意識など、直接業務には関わらないさまざまな要素が、不満をカバーしてきたからです。しかし、在宅ワークが中心となっている今は、勤務環境が変化し、それらを認識することがとても難しくなっています。

そんな中で、企業として改めて着目すべきなのが、「カルチャー」の顕在化と浸透です。カルチャーは、社員にこの企業に所属し続けたいと思わせる「求心力」となるものであり、かつ、人事部が主導して取り組めるテーマでもあります。

講演では、独自の「カルチャー」を掲げる企業 を招き、カルチャー醸成の考え方とそのアプローチ、そしてコロナ禍における取り組みについてお話しいただきます。コロナ前、そして環境が激変した今も、カルチャーが従業員のエンゲージメント向上に役立っている理由はどこにあるのか、お聞きします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

カルチャーの顕在化と浸透は、まさに今、欠かせない取り組みの一つです。従業員の離職に悩んでいる、新卒や中途採用社員の定着に苦労しているという人事ご担当の方は、ぜひご参加ください。講演を通じ、実践的なノウハウをお伝えします。

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講演者プロフィール
楠本 和矢氏(くすもと かずや)
HR Design Lab. 代表/株式会社博報堂コンサルティング 執行役員
神戸大学卒。丸紅株式会社、外資系コンサル会社を経て現職。多くの企業支援案件の統括役を努め、現在は、HR Design Lab.代表として実践に基づくHRソリューションを開発提供。著書に『トリガー 人を動かす行動経済学』『パワーファシリテーション』『人と組織を効果的に動かす KPIマネジメント』など

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