株式会社トランストラクチャ ディレクター
河野 健士氏
現在、人材アセスメントは世界中で活用されています。日本では主に昇格審査に用いられており、自社の競争力強化に結びつく能力開発の観点ではあまり活用されていないものでした。しかし近年、日本の国際競争力が低下する中、人的資源管理のトレンドに変化が生まれています。本講演では、今後の人的資源管理に有用な人材アセスメントの潮流をご案内するとともに企業の活用事例についてご案内差し上げます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
企業の競争力を高めるための人事施策について関心をお持ちの方に、視聴していただきたいです。
ここ数年はタレントマネジメントが再度ブームになっていますが、日本国内では自社の競争力強化という観点があまり意識されていないようです。データベースなどシステムの領域が先行している事情もあるでしょう。しかし、タレントマネジメントのような人事施策は、本来は自社の競争力強化に用いないと効果が低くなります。
競争力強化のためには、自社の戦略や強みに基づいた人事施策が不可欠です。自社にとって、何が望ましい人的資源管理なのか、あらためて考える機会になれば幸いです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
ぜひ注目していただきたい点は次の2点です。1点目は、取り組みやすい人事施策を取り上げる点です。本来は、すべての人事施策は競争力を高めるために整合されていることが望ましいです。しかしながら、すべての人事施策を短期的に転換することは非常に困難です。そこで、比較的取り組みやすい部分から、考えかたや事例をご紹介しようと考えています。
2点目は、人材アセスメントの視点から、人事施策を取り上げる点です。日本国内では、人材アセスメントはおもに昇格人事や研修に用いられてきました。しかし、それでだけは適用範囲が狭いように思います。人材アセスメントは元々、発掘が難しい人材を探すために開発されたものです。競争力強化のための人事施策に積極的に用いるのがよいと思います。弊社は3年前から新しい人材アセスメントツールをご提供しており、Web上で個人で取り組むことができます。その導入の仕方を、人事施策と併せてご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
環境変化が激しくなる一方の昨今ですが、人事施策もまた新たな展望を持つ必要がありますし、人事施策こそ実現できることがあります。
あらためて、人事の可能性について一緒に考えませんか。多くの方のご視聴をお待ちします。
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