一般社団法人テレメディーズ 代表理事/福島県立医科大学 腎臓高血圧内科 博士研究員
谷田部 淳一氏
人事部は従業員の健康管理も求められています。コロナ感染のリスクから在宅勤務が導入され、従業員が通院をためらうケースが増えています。特に自覚症状がなく軽視されがちな高血圧症は、深刻な合併症を引き起こすリスクがあり、コロナ下でも適切な管理が欠かせません。本講演では、オンライン診療から見えてきた人事・従業員の健康管理に対する課題や、「仕事と治療の両立」の支援までお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
脳卒中・循環器病対策基本法が施行され、自治体や企業はより効果的な健康施策の実施が求められています。心不全や腎不全(血液透析の導入)などの循環器病を引き起こすリスク因子として、高血圧症がダントツの1位であることはあまり知られていません。実に4300万人の日本人が高血圧であるといわれていますが、適切な医療を受けているのはその4分の1未満に過ぎません。
オンライン診療によれば、通院や待ち時間の負担を減らすとともに、日本全国どこに住んでいても専門医による診断と治療を受けることができます。高血圧オンライン診療の個人利用から、企業単位での導入例まで、そのメリットとデメリットを分かりやすく説明いたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
・高血圧を取り巻く医療の現在
・脳卒中・循環器病対策基本法の理念と企業に求められる健康施策
・高血圧パラドクスとはなにか?
・従来医療とデジタル医療が変える高血圧診療
・オンライン診療の実践例を詳しく
・高血圧オンライン診療を企業単位で導入するメリットとは
・ポピュレーションアプローチで会社全体の血圧を低下させよう
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日本で初めて、高血圧専門のオンライン診療支援事業を始めました。個人向けから始め、20年以上にわたる高血圧分野での研究・診療経験を活かした企業向けサービスを拡充しています。医療のデジタル化やオンライン診療の普及により、できることが本当に増えてきました。
弊社は、プラットフォームを提供するのみではありません。ドクター/スタッフサポートの充実に加え、オンライン診療による遅延なき治療開始まできめ細かく支援しています。今回の講演では、会社ごとに異なるさまざまなニーズに対応できるようなヒントを数多く盛り込んでいます。講演後は、ご意見ご質問を積極的に受け入れてまいりたいと思います。ぜひ、ご聴講ください。
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