Dialogue for Everyone株式会社 代表取締役
大桃 綾子氏
労働力人口の約4割は50代以上が占めている中、70歳定年が義務化され、40代50代のミドルシニア層が、組織に与える影響は益々拡大していきます。本講演では、副業・学び直しにより、実際に組織の外に一歩を踏み出し、自律的なセカンドキャリア形成を実現した事例をご紹介し、ミドルシニア層への支援施策のポイントをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
労働力人口のうち、50代以上が占める割合が約4割となる中、70歳定年が義務化され、40代・50代のミドルシニアが組織に与える影響はますます拡大しています。
・役職定年により、大きくパフォーマンス/モチベーションが下がっているが、効果的な施策を打てていない
・70歳定年制度は整ったが、社員の意識・行動改革がまだ制度に追いついていない
・黄昏研修などのミドルシニア向けキャリア研修は実施しているが、その場限りの効果しか得られていない
・ミドルシニア に対して、会社から機会/選択肢提供をするのみではなく、ミドルシニア が自律的にセカンドキャリア形成を考え、一歩を踏み出すような支援策を提供できていない
このような課題を解決し、誰もが年齢にかかわりなくその能力を十分に発揮できるような自律的セカンドキャリア支援を実現したいとお考えの皆さまに、ぜひ聞いていただきたいと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
40代・50代のミドルシニア層は、「会社に言われたキャリアを歩むことが正しい」時代から、「自らキャリアを切り開く」時代への転換の最中にいます。
定年準備をしていないと回答した50代の会社員は、約4割との調査結果も出ています。一方で、副業・学び直しにより組織の外に一歩を踏み出し、自律的なセカンドキャリア形成を実現した人もいます。本公演では、その具体的な事例をご紹介します。
当社の研修プログラムは、ミドルシニアの自律的なセカンドキャリア形成を実現するために、以下を重視しています。
・経験学習サイクルにより、インプットから実践に結びつける
・仲間づくりと個別キャリアコーチングにより、無理なく楽しみながら継続できる仕組みづくり
・セカンドキャリア実践者の登壇
具体的な研修プログラムの概要と合わせて、プログラム参加のミドルシニアの方々が参加前と参加後でどのように変化をしたのかをご紹介し、ミドルシニア向けの自律的セカンドキャリア支援のポイントを掘り下げてご紹介します。
弊社は以下に採択・採用いただきました
・内閣府 「関係人口創出・拡大のための中間支援組織の提案型モデル事業」
・東京都 「女性ベンチャー成長促進事業APT women」
・Schoo 「40代から考えたいセカンドキャリア」講座(2021年全3回コース)
・株式会社JTBベネフィット「人財開発・組織開発flappi」
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私自身は人事時代に、40代・50代のミドルシニア層への課題を理解していても、グローバル化やリーダー育成など、他に優先すべき施策の多さにより、なかなか手を打てていませんでした。本講演の中では、都市部の大手企業にいらっしゃるミドルシニアの方々が、副業や学び直しにより、前向きにセカンドキャリアを形成された具体的な事例を基に、ミドルシニア層の意識と行動の変化と、それを実現する施策のポイントを、お伝えします。多忙な人事の皆さまに、効果の高い施策、効率的な企画を実現する情報をご提供したいと考えています。
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